↑Matsushita
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commentary
言わずと知れた、松下電器製のBBD.
MN30xxシリーズの括りで言うと、80〜90年代のアナログ空間系エフェクターには殆んどこのBBDが搭載されていると言っても過言ではないと思います.
BBD = Bucket Brigade Device.
MN3001/02を除き、全てS/N比75[dB]以上のローノイズ設計.
Electro-Harmonix社の84年の倒産は松下製のBBDの供給難が引き起こしたと言う逸話があり、ある意味エレハモを倒産させたBBDとも言えます.
松下電器は1999年に全てのBBDの製造を終了.
シリーズのスペックを以下にまとめます.
spec
全て最低クロック周波数は10[kHz]
【MN3001】
段数:512×2
信号遅延時間:51.2[ms](max)
S/N比:70[dB](typ)
【MN3002】
段数:512
信号遅延時間:25.6[ms](max)
S/N比:70[dB](typ)
【MN3003】クロックジェネレーター入り
段数:64×2
信号遅延時間:6.4[ms](max)
S/N比:75[dB](typ)
【MN3004】
段数:512
信号遅延時間:25.6[ms](max)
S/N比:85[dB](typ)
【MN3005】
段数:4096
信号遅延時間:204.8[ms](max)
S/N比:75[dB](typ)
【MN3006】
段数:128
信号遅延時間:6.4[ms](max)
S/N比:90[dB](typ)
【MN3007】
段数:1024
信号遅延時間:51.2[ms](max)
S/N比:80[dB](typ)
【MN3008】
段数:2048
信号遅延時間:102.4[ms](max)
S/N比:78[dB](typ)
【MN3009】
段数:256
信号遅延時間:12.8[ms](max)
S/N比:88[dB](typ)
【MN3010】
段数:512×2
信号遅延時間:51.2[ms](max)
S/N比:85[dB](typ)