Made In バンクーバー、
高品質なハンドメイドペダルと知られる「6 Degrees FX」。
この「Rodeo Drive」は、
ブルースブレイカーがベースになっている、
アンプライクオーバードライブとのことですね^^
ペダルレビュー
筐体はやや大きめ、重量がありますが、
その中身を見てビックリしました^^;
テンションの上がりそうなパーツが、
タレットボードにPoint to Pointで組まれています^^
カーボンコンポジション抵抗、
マロリーキャパシターに缶タイプオペアンプ、
とにかくパーツに拘って作られたペダルですが、
裏蓋もかなりイケてます(笑)
日本に入ってきたのは最近ですが、
シリアル=台数と考えるとそこまで、
台数が作られていないのかも知れませんね。
コントロール関係は、
ボリューム、トーン、ゲイン、
そして内部トリマーでミッドレンジをコントロールできます。
シンプルですが、
各ツマミのセッティング次第で
痒いところに手が届く音作りができます。
ちなみにサウンドキャラクターは、
トーンと内部トリマーで調整します。
ゲインレンジはブルースブレイカー系にしては、
かなり歪み、ドライブをゼロにしても軽く歪みます(※)。
あとボリューム、
アウトプットレベルはそこまで高くないかな、と。
クリーンブースターとして使うのは、
無理かもしれませんね^^;
アンプライクなクランチ〜オーバードライブ、
ディストーションサウンドを得るデバイス、
と思ってもらったほうが良いかもです^^
サウンドレビュー
試奏はギターはストラト、
アンプはJC−120で行いました。
基本全てのツマミを12時で良い音がする、
とのことなので、まずこのセッティングで弾きました。
…で、音を出した時…
正直期待ハズレというか拍子抜けしました、、
一応、ブルースブレイカーベース、
マーシャル系ペダルと思っていたので、
主張しすぎない艶のあるミッドレンジを期待してたんです。
こういった動画を見ちゃうと…
なんといいますか…
個人的にはすごくアッサリした音、
平坦な音に感じたんですよね、、^^;
アンプが「JC−120」なのも、
確かに大きいかもしれませんがそれでも…
中身を見た時に上がった、
テンションが下がったことは言うまでもありません(笑)
普通であればこれで終わりなんですが、
この「Rodeo Drive」には内部トリマーがあるんですよね。
実はこの内部トリマーの設定次第で、
絶妙なサウンドセッティング、調整が出来るんです!
内部トリマーのセッティングがキモかも!
内部トリマーはミッドレンジを調整するもので、
時計回しでミッドレンジを強調し、
反時計回りでファットな音になる
といったものでおそらく、
デフォルトだと真ん中あたりに設定されているかと。
…で、ミッドレンジを強調する、
といってもバイト感が損なわれるほどではなく、
音にふくよかさ、立体感を与える感じです。
結果的に内部トリマーを時計回しにすると、
欲しかった艶、立体感が顔を出し、不満を解消してくれました^^
ちなみに反時計回りに回していくと、
フラット気味でハイ・ローがバンッと出る音になります。
僕が最終的に落ち着いたのは、
時計回しMAXとデフォルト設定の間ぐらいでした^^
あとマーシャル系ペダルとのことですが、
なんかそういったことでくくれないといいますか…
歪み自体はチューブサチュレーション感と、
適度なザラツキ感とコンプ感があるアンプっぽい歪みでして^^;
とにかく好みのセッティングを見つけてから、
気持ち良くて弾きまくってしまいました(笑)
ボリュームは上げ目にしたほうが良さげ
これは「Rodeo Drive」に
限った話ではないと思いますが、
特にこのペダルはボリュームは上げ目に使ったほうが良いです^^
こんな感じのちょっと…
過激なセッティングが結構ツボでした(笑)
これは聞いた話ですが、
何でも使われているパーツからしても、
ボリュームは上げ目にしたほうが良いとか。
実際、ボリュームを上げることで、
ダイナミクスレンジもグッと広がりますし、
ギターボリュームを絞った時の音も腰砕けしにくくなります。
ギターボリュームを絞った時の音が絶品でした
何より驚いたのが歪み以上に、
ギターボリュームを絞った時の音です^^;
これが…バイト感が損なわれず、
ピッキングニュアンスの再現性が非常に高いんですよね。
文章では伝わりにくいんですが…
例えば、ピッキングした時、
クッと鳴る喰いつき感…
これがアンプっぽさを感じるんじゃないでしょうか。
個人的にはこの「Rodeo Drive」、
プリアンプ的に使ってみたいと思いました^^
まとめ
僕はいろいろな意味で衝撃を受けました(笑)が、
このペダルも銘機といっても良いかなと。
僕が今まで弾いた、
「VS-BB」「Morning Glory」
などのブルースブレイカー系ペダルの中では、
トップクラスに反応性の高いペダルでした^^
決して安価なペダルではないですが、
この作りで考えると…かなり頑張ってると思いますし(笑)
それともし音出ししてみて、
「微妙だな…」と思った場合は是非、
内部トリマーをいじってみてほしいと思います^^
あと18Vでも駆動するそうです。また試してみたいと思います!
他のモデルも気になる…^^;
他の「6 Degrees FX」ですが、
- RAT系ペダルの「R3 Distortion」
- TS系ペダルの「Sally Drive Classic」
- Fuzz Face&Big muff系ペダル「Millie Fuzz」
が入ってきました。
「Sally Drive Classic」のレビューアップしました!レビューは→こちら
どれも魅力的ですが、
個人的にはちょっとブームのRAT系ペダル、
「R3 Distortion」が気になってます(笑)
この「R3 Distortion」ですが、
3タイプのクリッピング切り替えが用意されていることです。
各クリッピングのサウンドイメージとしては、
ゲルマニウムモード
ファットで重たいミッドレンジのファズライクなトーン。70年代のオールドスクールなトーン。
アシンメトリカルモード
非対称クリッピングにより最もチューブアンプライクでフルボディなサウンドとなるモード。80年代のオーバードライブトーンが得られる。
シリコンモード
コンプレッションと飽和感の強い、ローの重たいサウンド。90年代のリフやシュレッドサウンドに最適。同時にレスポンスを失うこともない。
そうで、非常に興味深いものとなっています(笑)
それと「Rodeo Drive」同様、
内部トリマーでミッドレンジコントロールも可能です。
こちらも是非試してみたいペダルですね^^
余談
「6 Degrees FX」のペダルですが、
カスタムカラーが存在するみたいですね。
でも筐体に入ったストライプはシールなんですよね…
どうせなら塗装にして欲しいです^^;
あと「Under Glow」といったオプションで、
筐体下部を光らせることもできるみたいです(笑)
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