1970年代のレアなヴィンテージファズワウ、「Electronic Sounds UFO Wah Fuzz Swell(以下、UFO Fuzz Wah)」をお借りしました!
この「UFO Fuzz Wah」はワウ、ファズ、ボリュームペダルと、一台で三役こなせるペダルでして、さらになんと…Tone Benderの生みの親として知られる「ゲイリー・ハースト」が関わっているそう。
色々と謎に包まれたペダルですが、そのサウンドに僕は虜になりました(笑)
ペダルレビュー
筐体はかなり大きいですが、プラスチック筐体で実は軽い。でも強度的に弱そうという印象はありませんでした。
そしてこちらはイタリア製。
ペダルの下にあるフットスイッチはワウON/OFF用、ワウOFF時はボリュームペダルとして機能します。
筐体右側にあるファズON/OFFのフットスイッチ。
ファズ部分は「INTENSITY(ゲイン量)」と「FUZZ VOLUME(音量)」のツマミで調整できます。
筐体の大きさも相まって、踏みやすく、実用性面でもアリなペダルですね( ̄▽ ̄)中身を見てみますと、
この円筒型のインダクターは僕が所有する「VOX 250.049」にも乗っていますが、比較的好きな音がする気がします( ̄▽ ̄)
サウンドレビュー
ファズもワウも使い勝手が良く、捨て音がない印象。ボリュームペダルとしても機能するなど、実用性の面からも気に入りました( ̄▽ ̄)
セッティングを2パターン固定して、一通りのサウンドチェックした動画です。
個人的な見解ですがワウファズの場合、ワウかファズ、どちらかが中途半端であるものもありますが、この「UFO Fuzz Wah」はそういった印象はありませんでした。
好みに近い音がするというのもありますが、どちらも使える印象でして、これ一台で事足りると感じました。
ファズサウンドについて
ファズフェイス系、トーンベンダー系、ビッグマフ系とも言い切れない独特なファズサウンド。でもカッコいい音なんですよね、これが。
ただ、手元でギターのボリュームを絞った時でも、こもらずゲインが下がっていき、クリーンぐらいまでゲインを落としていける挙動がファズフェイスを思わせ、僕は好きでした^^
また「INTENSITY」「FUZZ VOLUME」 2つのツマミを駆使することで色々な使い方ができるのも魅力です。
「INTENSITY」と「FUZZ VOLUME」を触りながら鳴らしています。
例えば、「INTENSITY」を右回しに上げていくとゲインが上がっていき、3時以降からグッと歪んでいきます。MAXした時でも飽和しすぎずに荒々しくも抜けの良いサウンドが鳴らせます。
「INTENSITY」を絞って「FUZZ VOLUME」を上げ目すると、アウトプットレベルの高さも相まって、アンプを強烈にプッシュできるので、ブースターペダルのように使えるのも面白かったですね^^
ワウサウンドについて
ヴィンテージワウと比較すると、クライドマッコイよりも「Jen Cry Baby」ワウを少しすっきりさせたような印象かなと。
踏み込んだ時、かかと側からつま先側まで、音が変に引っ込むといったデッドポイントも少ないため、使いやすいワウですね。
サウンドキャラクターは全く違いますが「Ibanez WH10」のような。
ファズと併用した時もおそらく、考えられて設計されているのか、ギュワっと唸るサウンドはたまらないものがありました^^
まとめ
これは欲しい…です(笑)たくさんペダルを持っていけない時など、これは重宝しそう。
希少性だけでなく、使いどころが見えるペダルに出会えて幸せでした。感謝です^^
残念なのが国内ではまず見かけることがなく、手に入れにくいペダルということ。そして本当に情報が少なすぎますね、、
僕も初めて弾きましたが、音的には…もっと知られていても良いのになぁ…という気持ちと、知られてほしくないという葛藤の中、今回はレビューしました(笑)
もし…お持ちの方で手放したい、これ見つけた!という方がいらしたら…Twitter等のDMからお声がけください(^ ^)
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