見かけることも少ないラムズヘッド系エフェクター、September Sound Fuzzをレビューします。
所長がマフ系エフェクターは多用していた時に、長らくお世話になったエフェクターでもあります。
見た目のかっこよさはもちろん、サウンドも素晴らしいペダルでした。
ペダルレビュー
September Sound Fuzz、見た目はラムズヘッドを想像させますが、ラムズヘッドよりも凶暴なサウンドが出せます。
コントロールは左からVOLUME、TONE、SUSTAIN(ゲイン)です。
ツマミのMAX位置もバラバラ、ヴィンテージのマフと同じ感じなので、設定する時に位置がわかりにくいのは難点ではあるものの、慣れれば問題ありません。
単にラムズヘッド系エフェクターではなく、仕様が少し変わっています。
回路的にはいわゆるラムズヘッドなのですが、使用しているトランジスタがBC239C×2とBS170×2といった仕様です。
BC239Cといえば、後期ラムズヘッド~第三期ビッグマフあたりで使われていたトランジスタ。
BS170は、Z.Vex Super Hard Onに使われているトランジスタです。
そして、四段増幅の最終段にあるBS170が作用するのがMADスイッチであり、September Sound Fuzzの独自仕様となります。
MADスイッチを入れることで音量が跳ね上がり、より狂暴なサウンドに変貌します。
ノーマルモードは暴れ気味ではあるものの、ラムズヘッドを彷彿させるサウンドが得られます。
例えば、1981年製のBig Muff(3rd)と比べると、感じとれます。
所長としてはSeptember Sound Fuzz、MADモードで鳴らしてこそ、良さを最大限に活かせると感じました。
サウンドレビュー
September Sound Fuzzのサウンドは、素晴らしいの一言につきます。
例えばロシアンマフと比べるとディストーション寄りではなく、よりファズのニュアンスが強いペダルた。
ヴィンテージのラムズヘッドと比べると、音は硬質でよりメリハリの効いたサウンドに感じました。
驚きなのは特徴でもあるMADモードでギターボリュームを絞れば、クリーンサウンド近くまでゲインダウンも可能です。
以下の動画はMadモードから鳴らしており、ギターボリュームを絞った時の挙動がわかります。
マフ系ペダルでありながら、ギターボリュームに対する反応性は異常といえます。
September Sound Fuzzだけで、ライブもしたことがあります(笑)
Madモードだとボリュームがかなり上がるため、ボリュームは絞っています。
ただし、できる限りボリュームは上げたほうが良い音はします。
JC-40のようなトランジスタアンプで鳴らしてみても、好印象でした。
マフ系ペダルはJC-120など、クリーンなトランジスタアンプで鳴らすのも良いですが、September Sound Fuzzも同様でした。
まとめ
マフ好きには是非一度、体験していただきたいエフェクターです。
これだけ幅広いセッティングができる、マフ系ペダルは記憶の中ではありません。
マフ好きな友人の間でもSeptember Sound Fuzzは好評でして、所長も一時期はメインペダルとして愛用していた思い出深いエフェクターです。
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