ヴィンテージ、それも1974年製、
「Script Logo BUD BOX」のレビューをお届けします^^
ペダルレビュー
う~ん、オーラありますね^^
この「Phase90」ですが、
筐体のスクリプトロゴが特徴ですが、
「Bud Box」と呼ばれたりもします^^
↓こんな感じで、
「Bud」の文字がケースに書かれています。
この「BUD BOX」が使われていたのは、
1974~75年あたりだそうで、
この個体はポットデイト、基板を見る限り、
1974年製のもの、
生産初期の頃のものと判断できますね^^
ちなみに内部の基盤はこんな感じで、
雰囲気があります( ̄▽ ̄)
これもヴィンテージペダルの魅力ですね^^
また現行モデルに比べ、
軽量のアルミケース筐体のため、軽いです。
LEDやアダプタージャックはないので、
人によっては使いにくいかもしれませんね^^;
ただやはりこの年代のものならでは…
音はさすがに現行品と違いました。
サウンドレビュー
非常に心地よいフェイズサウンドです^^
もともと僕自身、
カッティングプレイ時、
フェイザーを多用していた時期がありましたが、
ずっと弾いていたくなる…そんな音です。
エフェクトのかかり方も、
アクが強い感じ、エグさもそこまでなく、
非常に扱いやすい音だと感じました。
「Speed」ノブを上げても、
そこまで揺れないというのも、
この時期、特有の特徴かもしれませんね。
それとピッキングした後に返ってくる音、
そこが独特…といいますか。
エフェクト音が綺麗に返ってくるのではなく、
雑味が混じって返ってくる。
この感じが「BUD BOX」にはあって、
現行モデルにはない特徴に感じました。
現行モデルとの音の違い
音は現行モデルに比べ、
カドのとれた柔らかなフェイズサウンドに感じました。
試しに「M101(現行品)」
「1987年製」「1980年製」の物と弾き比べ、
「M101→1987年製→1980年製→BUD BOX」の順で弾いています^^
機材協力:Thanks! @chickensoboro
セッティングが「BUD BOX」だけ大きく異なるのは、
明らかに「BUD BOX」のエフェクトのかかりが浅いからです^^;
比べると音のピークが丸いといいますか、
耳障りな感じがしない、過度に主張しすぎない感じもあります。
それとプレーン弦を弾いた時、
クリアにエフェクトがかからないためか、
聴感上、やや太く感じました。
またエフェクトをONにした時、
「M101」だと音量が上がりますが、
この「BUD BOX」はやや音量は下がりました。
ただ、そこまで嫌な感じはしない、
気になるほど下がる印象ではなかったですね^^
まとめ
決して派手さはないものの、
名機と呼ばれている理由、「BUD BOX」でしか出せない音
そういったものを実感させられました^^
音だけではなく、
ペダル自体が持つ雰囲気も相まって、
フェイザー好きなら持っておきたいエフェクターです。
あと現行モデルとは本当に音が違うので、
もし現行モデルを愛用している人がいるのであれば、
この「BUD BOX」期のフェイズ90は一度、弾いてもらいたいですね^^
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