初期仕様の個体はプレミア価格で取引されている、JHS Pedals Morning Gloryをレビューします。
Morning GloryはJHS Pedalsの中でも人気が高く、Marshal Bluesbreakerをベースに5倍以上のヘッドルームと2倍以上のゲインを確保したペダルとのことです。
ペダルレビュー
各コントロールは以下4つであり、音を作っていきます。
- Level(音量)
- Tone(トーン調整)
- Drive(歪み量)
- bright cut switch(高域カット)
特徴としてはDriveを上げると高域もグッと出るので、音作りにはちょっとコツが必要です。
高域が気になる場合はToneを下げるなど、各ツマミを連動させた調整が必要ですね。
内部を見てみますと、今回レビューする Morning GloryはいわゆるV3であり、ハンドメイドで作られてた個体です。
Morning Gloryの元ネタはマーシャルのブルースブレイカー
Morning Gloryの元ネタになっているのは、Marshal Bluesbreakerといわれています。
Morning Gloryは、より出音がタイトで高域のハリ感が強い印象をうけました。
個人的にはもう少しだけ、太さがあるほうが使いやすいと感じたのが正直なところです。
2016年以降生産のV4からはチップ基盤へ
2016年以降生産のV4からは、チップ基盤になっています。
チップ基板を嫌う人もいますが、他のモデルでチップ基板を採用したものを弾きましたが全然問題なかったです。
あと電池は使えず、外部からの電源供給なので電池派の人はバッテリースナップが必要となります。
またV4になって外部ラッチスイッチでゲイン切り替えができるようになりました!使い勝手も良くなって…更に魅力的なペダルになりました^^
サウンドレビュー
試奏ギターはストラト、そしてレスポールにアンプはJC-120です。
弾いてみて感じたのは、予想していたよりもひずみませんでした。
シングルコイルギターでアンプがクリーンなら、DriveはMAXでも歪みはクランチぐらいまでの歪み量です。
bright cut switchとToneの使いどころ
bright cut switchとToneは調整次第でレスポールだと丁度良く、エッジの効いたタイトでバッキングに適したかっこいい音が作れます。
コンプレッション感は少なく感じので、所長としてはBluesbreakerとは別物のペダルに感じました。
強いていえば、サラッとした歪みの質感はBluesbreakerを思わせる程度です。
ピッキングやギターボリュームへ対する追従性について
ピッキングやギターボリュームに対する追従性はかなり良いく、手元でゲインコントロールが可能です。
ピッキングニュアンスもよくでるため、弾き手を選ぶペダルといえますが、良い練習になるペダルですね。
アンプがクリーンだと、ディストーションサウンドは難しいですが、クリーン~クランチではかなり良い仕事をしてくれます。
所長の印象として、ブルースブレイカー系のペダルは中域の張り出し感がなくて苦手ですが、Morning GloryもDriveを上げていくと同様の印象を受けました。
ただし、Driveが2時ぐらいでbright cut switchをOFF、Toneを下げていくと不満はなくなりました。
ちなみに所長はバッキング用としてだけでなく、ブースター用としても使っています。
サラッとした音質のおかげで、嫌味のないブーストサウンドが得られるからです。
ブルースブレイカーの中ではイチオシしたいペダルですね^^
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