今回は「VEMURAM Jan Ray」をJC-120で試してきたのでレビューをお届けいたします!
同ブランドの「Karen」同様、真鍮製筐体、ルックスの良さが際立ちます。
「VEMURAM Jan Ray」は、
60年代のブラックフェイス期、
フェンダーチューブアンプの張りのある
音抜けの良さと粘りのあるサスティーンを実現
とのことで、個人的にもかなり気になっていたペダル、また「Michael Landau」氏の使用でも知られたペダルですね。
サウンドレビュー
- Guitar:Fender Stratcaster
- AMP:Roland JC-120
まずはじめにいっておきますとこの「Jan Ray」、僕は欲しくなりました(汗)
正直、そこまで期待していなかったのですが、適度なコンプレッション感と存在感ある音、チューブライクな歪みが得られるペダルでした。
特にコンプレッション感、これがすごくいい塩梅なんです。
「Jan Ray」については「弾きにくいペダル」と聞いたこともありますが、コンプレッション感が程よくあるおかげで僕はとても弾きやすいと感じました^^
あと意外だったのは「ハリ感」の強調がそれほどされない点です。
これは僕も愛用してきた「Jetter Gear Jetdrive」や「LAZY J CRUISER」と比べてみたので、そう思ったのもあるかも^^;
ちょうど良い感じのコンプレッション感、バイト感がとにかく気持ちよくて、悪いイメージではありませんでした。
「ボリューム」「ゲイン」について
「ゲイン」「ボリューム」、そしてEQは「ベース」「トレブル」といった仕様となります。
「ボリューム」はかなり音量を稼げるため、ブースターとして使えるというのも頷けます。
「ゲイン」は予想よりも歪み、オーバードライブぐらいまでは歪ませることができます。
フルゲインにするとややピーキーな高域が出てくる感じがしましたので、EQと組み合わせて、最終的な出音をチェックしていくと良いでしょうね^^
「ベース」について
上げていくと低域がグッと前にでてきますが、そこに歪みの成分が足されていきます。
あと聴感的には、ブーミーな感じではなく、音圧感と太さ、柔らかさが付加されていく、そんな印象を受けました。
このニュアンスですが「Timmy」っぽさを感じました。調べてますと「Jan Ray」ですが「Timmy」がベースという話が。
個人的には「Timmy」のほうが音があっさりめ、タイトな感じに思いますが、どちらも素晴らしいペダルということは間違いないでしょう^^
トレブルについて
「トレブル」は上げていってもローがカットされるタイプではなさそうです。
どちらかというと「プレゼンス」のような効き方にも感じます。
上げすぎてしまうと、音の線が細く感じますので「ゲイン」「ベース」で出音を定め、最終的に出音を調整すると良いかと。
でもEQに関しては、基本的に12時の位置でもバランスよく鳴ってくれます。
左右にツマミを回せば、好みのポイントを見つけることができますので、そこまでセッティングに悩むことはないかと^^
あと面白いのは、各ツマミの効きです。
意識して作られているのかもしれませんが、正にアンプを触っているような感じなんですよ。
出音もそうですが、操作感からもアンプライクなぺダルといえますね(^^)
手元(ギターボリューム)にも敏感
手元(ギターボリューム)でのゲインコントロールも自在です。ボリュームを絞った時のクリーントーンもエフェクター臭さを感じません^^
Jan Rayで軽く歪ませ、クランチサウンドを作り、手元でクリーン。このプレイスタイルの方はどハマりするペダルでしょう。
プリアンプ的な使い方ができるペダルですし、サウンドキャラクターからJan Rayの前段にTS系ペダルを繋いで鳴らすなども良い感じかと。
もちろん真空管アンプと組み合わせ、ブースターとしても使えます!
ちなみに「Suturation trimmer」というトリマーがついていますが、今回はデフォルトのままで弾きました。デフォルトのままでも十分良い音でした^^
JC-120との相性も良し!十分使えます
正直、それほど期待はしていなかったのですが、JC-120との相性は良かったです(^^)
この手のペダルって、真空管アンプじゃないとなかなか本領発揮できないものもあったりしますが、JC-120のソリッドステート感を緩和し、気持ち良いサウンドをアウトプットしてくれます。
JC-120でこれだけの音がだせれば…十分じゃないでしょうか^^
また、JC-120のEQは12時に設定した状態でもバランスよく出音が鳴ってくれたのは驚きでした。これは対JC-120用プリアンプペダルとして、おすすめできる一台ですね♪
まとめ
僕は欲しくなりました。高いけど…
ただ気になったのはフェンダーっぽさはそこまで感じないかなぁ…と。
ちょっと喧嘩を売るわけではありませんが…よく売り文句で見る「ブラックフェイス期の」というのはちょっといいすぎかなぁ…と僕は感じました^^;
個人的にはフェンダー系なら「lazy j cruiser」のほうがそのニュアンスを感じました。
でもそんな形容はしなくても十分にサウンドクオリティの高い、素晴らしいペダルには変わりありませんけどね^^
あと同ブランドの「Karen」よりも僕はこの「Jan Ray」のほうが好きでした。
歪みのキャラクターは「Karen」同様、色々な音を作れるペダルではありませんが、一度この音を気に入ってしまえば、末永く愛用できるペダルでしょうね^^
コメント
[…] んな形容はしなくても、十分にサウンドクオリティの高い、素晴らしいペダルです^^(魔法の箱研究所) 古き良き時代のジョリジョリなドライブサウンドストラトで奏でるサウンドは、S […]