僕は「BOSS OD-3」も名機の一つだと考えています。
「BD-2」や「SD-1」同様、誰でも一度は弾いたことがある、今さらレビューするまでもないかもしれないメジャーなエフェクター、使用アーティストを見ても有名な方が使われていますね!
- Jonny Greenwood
- Bruce Springsteen
- Joe Walsh
- Toru Kitajima(SPI MOD)
では「BOSS OD-3」のサウンド、使い方、生産初年度(97年製)の初期型個体についても、レビューしていきます!
サウンドレビュー
オーバードライブ~ブースター、さらにはプリアンプ的にも使える等、非常によくできたぺダルです^^
音は「BD-2」よりも中域に太さがあり、よりオーバードライブ的、コンプレッション感が得られるペダルです。
「BD-2」はフェンダー、マッチレス系と言われることもありますが、「OD-3」のミッドレンジの張り出し方はマーシャル系らしいといえるかも。
高域の出方も「BD-2」ほど派手ではなく、コンプレッション感も適度にあるため、弾きやすさも感じるペダルですので、初心者の方には「OD-3」をおすすめしたいですね^^
サウンド面において「普通」「個性がない」と思われがちですが、その分「飽きない」「末永く使える」ペダルと言えるでしょう。
アンプも選びにくい!汎用性の高さも魅力
そしてさすが「BOSS」。
「JC-120」とは相性は良いです^^
真空管アンプはもちろんのこと、「JC-120」であろうとなんであろうと、使う環境に左右されにくいのも魅力です。
低域が出すぎて扱いにくい時はアンプ側で調整してあげましょう!
さらにゲインレンジの広さも相まって、十分に使えるドライブサウンドが作れるのも魅力です^^
あと「JC-120」で使う場合であれば、「BD-2」よりも高域が強調されないため、音作りもしやすいかと!
僕の中ではアンプを選ばず使えるペダルの一つですね!
ブースター、プリアンプとしての使える!
Driveのツマミはゼロでもやや歪みますが、クリーンブースター的にも使えるなど、万能型ペダルともいえます。
あと「OD-3」も「BD-2」同様、プリアンプ的に使える点は大きいですね。
ギターボリュームを絞れば、クリーン~クランチまでゲインダウンも可能、本当によくできているペダルです。
ギターを変えても、ちゃんとニュアンスがでるところも良いですね^^
OD-3も初期(生産初年度)は音が違う?チェックしてみた
初期型、初年度生産品の音が違うといった話はOD-1然り、BOSSペダルでもよく聞く話です。
90年代に発売されたOD-3ではどうなのか?生産初年度のOD-3初期個体を弾いてみました!
僕の印象ですと、現行品は良い意味でOD-3らしい、ドンシャリ気味なサウンドに対し、初期OD-3は少しミッドレンジにもピークがあるサウンド。
ただ初期OD-3でも個体差なのか、シリアル500番違いのOD-3でも違いがありまして…
動画、右の個体のほうがロックなサウンドといいますか、ミッドローがグッと出るのに対し、左はバランス良くなる印象。どちらもOD-3サウンドなのですが、予想以上に違いがありました。
ただ、他にも数台初期OD-3を弾きましたが、この動画右の個体のようなOD-3には出会えませんでした。
現状で把握している限りでは、動画左のようなサウンドが初期OD-3サウンドと認識しています。
まとめ
懐の広さを感じる、好きなペダルです。コストパフォーマンスも高く、サウンド的にも十分使えるペダルですね!
「OD-3」、弾いたことがない方は是非一度、体感してみてほしいですね!
ちなみに「OD-1X」も選択肢に入れてもよいかも。
もし楽器店で「OD-1X」を弾く機会があれば、「OD-3」と一緒に弾いてみてください。
コメント