技クラフトシリーズのブルースドライバー、「BOSS BD-2W」をレビューします^^
「技クラフト(WAZA CRAFT)」の中で、僕が一番気になっていたのが「BD-2W」でした。
「BD-2」は大好きなペダルで、今までモディファイものも含め色々弾いてきました(笑)
ただモディファイものとなると…価格が結構高くなるのが難点だったのですが、この「BD-2W」はリーズナブル!
とにかく、さまざまな期待を胸に試奏してきました!
サウンドレビュー|新たに追加されたCモードの音が最高に良かった
BD-2Wですが公式サイトを見てみますと以下のような説明があります。
ヴィンテージな雰囲気と心を揺さぶるクランチな歪みで世界中のペダルボードの定番エフェクターになったブルース・ドライバーBD-2。そのBD-2 を特別にカスタマイズしたコンパクト・ペダルがWAZA CRAFT BD-2W です。一つひとつのパーツをじっくり選定し組み上げた完全ディスクリート構成の回路を搭載。エンジニアの熟練した技と情熱を最大限に込めたフルアナログ方式です。さらに、BD-2W ではスタンダードとカスタムの2 種類のキャラクターを切り替えできるモード・スイッチを新規搭載。このモード・スイッチは、単なるパーツひとつの切り替えではなく、それぞれのキャラクターに応じて回路設計自体が最適なものに切り替わるというこだわりの仕様です。
引用元:BOSS公式サイト BD-2W より
並々ならぬこだわりと従来のBD-2Wの進化版であることが書かれています。
特別なカスタマイズとは何か?これは「C」モードのことであり、SD-1W同様にBD-2Wにも「S」「C」の2モードを選択できます。
「S」モードの音について
「S」モードは従来の「BD-2」を意識した音だそうですが、BD-2好きで「BD-2W」に買い替えた場合、違和感を感じる可能性があります。
なぜなら音は「らしさ」は引き継いでいるものの、従来の「BD-2」に見られた「エッジ感」は弱くなり、全体的に音が柔らかくなっている印象を受けたからです。
それと「Drive」「Tone」をフルにした時、あのファズっぽい感じが感じなくなったのは…少し残念なところでした、、
とはいえ、やはりクランチサウンドはとても良いですし、BD-2で普段セッティングしているよりもToneを上げれば、BD-2WもBD-2に肉薄します。
ちなみに僕の場合、今回新たに搭載された、「C」モードの音が非常に魅力的でした^^
「C」モードの音について
「C」モードでは、中低域が足されファットな音になり、音圧もグッと増します。
特に「Drive」を1時ぐらいに設定し、ギターボリュームを絞った時のクリーンは「BOSS」っぽさを感じない魅力的な音でした(笑)
ちなみに「Keeley Phat Tube」より、ナチュラルなドライブサウンドは得られると感じました。
しかもエフェクター臭さが軽減され、よりプリアンプ的に使えるペダルに仕上がっています。
対JC-120様の仮想クランチプリアンプペダルとして、かなり使える!といった印象でした^^
あと相変わらずアウトプットレベルは高いため、ブースターとしても使えます。
これもCモードの場合、従来の「BD-2」よりも押し出し感のある、ブーストサウンドが得られたのも魅力でしたね^^
試すだけのつもりでしたが、Cモードのサウンドがあまりによく、「買おうかな…」と悩まされました^^;
ギターボリュームへの追従性について
ギターボリュームへの反応製、これはいうまでもなく抜群によかったです。
それと魅力的なクリーンを鳴らすことができますし、ピッキングやタッチにも繊細に反応します。
これは僕の中で「BD-2」モディファイで最高のレスポンスを誇る、「RE-J」のものに肉薄していました。
とにかく、弾いていて楽しかったです^^
実際、「SD-1W」も同時に並べて弾いていましたが、ついつい「BD-2W」ばかりを弾いていました(笑)
WAZAシリーズはバイパス音(バッファーサウンド)も良くなった
WAZA(技)シリーズの魅力、それはバイパス音(バッファーサウンド)が良くなったことです。
BOSSコンパクトペダルの特徴がエフェクトOFF時、バイパス時にはバッファーとして機能する出音ペダルであることです。
WAZAシリーズはこのバイパス時のバッファーサウンド改善されており、よりメリハリのあるバイパス音が得られます。
そんなに変わる?と思われる人はぜひ、80年代のBOSSコンパクトペダルと弾き比べてみてもらうと…わかると思います(笑)
BOSSコンパクトペダルを繋ぐと音がしょぼくなる、あまり好きじゃない人はWAZAシリーズは弾いてみてほしいです!
この時(2014年10月時点)は購入を見送りました、、^^;
…で、買ったのかというと…今回は購入しませんでした、、スミマセン…
実はちょうど他のペダルを注文したばかりだったからです^^;
それと今回の試奏時には普段使っている「Jetter Gear 45/100」を持参したのも大きかったです。
サウンドキャラクターは違うものの、僕の中では「Gold 45/100」に取って代わる気がしなかったからです。
でも…もし持参しなかったら…たぶん勢いで買っていました…アブなかった^^;
BD-2W 台湾製と日本製の違い|時を経て日本製を買ってみた
このレビューを書いたのが2014年10月、時を経て…BD-2Wも台湾製から日本製にかわり、音も違うといった話題も。
うん、この動画を見ても日本製は中域から低域にかけ、迫力が出たように感じますし、音も太くなったような。
実際、僕が初めて弾いたBD-2Wは台湾製でして、日本製となったことでどれだけ音が違うのか?体感したかったこともあり、2021年製造の日本製BD-2Wを手に入れてみました。
とりあえず、パッと音を出してみた第一印象…正直、めちゃくちゃ良かったです(笑)
特にCモードにおいては確かに音が太くなったようにも感じますが、ギターボリュームを絞った時の音もより芯のある音にも感じました。
個人的にBD-2はプリアンプ代わりに使うことも多いため、この音はレスポンス含め「普通にめちゃくちゃ使えるやん!これでいいんじゃね?」と思ってしまいました(笑)
せっかくなので初期型BD-2(製造初年度の個体)と日本製BD-2Wも比較してみました。
Sモードで比較すると、BD-2は僕好みのセッティング、Toneは下げた状態での比較でしたが、かなり寄せることもできました。
Sモードでは愛用してきた初期型BD-2の好きなポイントで鳴らせる、そしてCモードではプリアンプとしてクオリティーの高いサウンドが鳴らせるなど、買ってよかったと思えたペダルでした!
まとめ|末長く使える一家に一台あっても良いペダル
まとめますと「BD-2W」は「BD-2」らしさを残しながら、よりクオリティ、使い勝手が向上したペダルに仕上がってきたなぁと。
クランチサウンドはもちろん、リードサウンド、ブースターまで使えるだけでなく、とにかくCモードの音が素晴らしいですし、音作りできる幅も広いため、末長く使えるでしょうね!
初めてのODペダル、歪みペダルに迷っている人にもおすすめしたいペダルです。
台湾製と日本製、どちらを買うべきか?ですが、僕は自身の好みに近かったのは日本製でした。
何にせよ、これは1台持っていても損のないペダル、一家に一台あっても良いですよ( ̄▽ ̄)
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