今回レビューする「OD808」は現行品(Reissue)です。
「Maxon OD808」といえば、オーバードライブペダルの王道。このReissue版「OD808」もきちんと弾いてみたいと思っていました^^
ペダルレビュー
コントロールは3つ。
- 「OVERDRIVE(歪み)」
- 「TONE(トーン)」
- 「BALANCE(音量)」
ですね。
各ツマミの効きはそのままといいますか、
非常にわかりやすいです。
操作感に困るということはないと思います^^
「OVERDRIVE」はゼロにしても歪みますが、
そこからボリュームを絞ればクリーンになります。
またゲインを上げても、
意外と手元でゲインコントールは効きますね。
サウンドレビュー
音は聞き慣れた…といいましょうか、
マクソンらしいオーバードライブサウンド。
決して昨今のアンプライク系ペダルや、
ハイエンド系ペダルのような派手さはないのですが、
どこか落ち着く音…ホッとした気分になりました(笑)
あくまでもエフェクターらしい、
オーバードライブペダルといった感じですが、
単体で使ってもどこかチューブっぽい歪みが得られます。
ペダル、アンプのブースターとして使っても、
かなり良い仕事をしてくれますね^^
でも、予想していたより…
比較的カラッとした歪みに感じたといいますか…
もっと中域にフォーカスされた音だと思っていたので意外でした^^;
…で、気になったのが「TS-9」と比較してどうか?ということでした。
現行品「TS-9」と比較してみた
音的に共通する部分は感じられながらも…
やはり違うものだなと^^;
あくまでも僕が感じた部分でいいますと、
「TS-9」に比べ、「OD808」はややワイドレンジ、
エッジ感のある音に感じました。
特に中域の出方はかなり違うかなと。
「TS-9」のほうが音に柔らかさ、
粒だちを整えてくれるコンプ感がある、
オーバードライブサウンドが得られる印象。
それに対し「OD808」は、
原音のニュアンスを残しつつ、
ざらつき感のある歪みが得られる感じがします。
「OD808」のほうがプレイヤーの個性を
出しやすいペダルなのかな?とも思いました。
ちなみに「Tone」の効きは「TS−9」より、
滑らかに効きますし、MAXにしても耳に痛い音にはなりません。
それとギターボリュームを絞った時も、
「OD808」はわりと高域が残るので「TS−9」より、
こもるといった印象は少なかったですね。
まとめ
原点回帰…そんな思いで弾いてみましたが、
さすがロングセラーなペダルなだけあるな…と再認識しました^^;
最近はすごく質の高いペダルが多く、
なかなかこの手のペダルをあらためて弾く機会は少ないかもしれません。
でも高価なペダルに手を出さずとも、
意外に満足できる結果が得られる人もいるんじゃないでしょうか^^
…ちなみに僕はこれでもいいかな、と思ってしまいました^^;
あと「BD−2」や「OCD」などと比較した、
動画も見つけましたので貼っておきますが、
こう聴いてもなかなかやるな、と思うのは僕だけでしょうか(笑)
余談ですが「JC-120」で使うなら、
「TS-9」でトーン補正と軽い歪みを作り、
そこに「OD808」でブーストさせてゲインを稼ぐ…
そんな使い方が結構好きだったりします( ̄▽ ̄)
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