「OKKO Diablo Gain +(Plus)」エフェクターレビューです^^
ドイツ製、評価の高い、
マーシャル系ペダルと知られるペダルですね。
ペダルレビュー
実は僕も以前「Diablo(Boost+)」を、
メインのODペダルとして使っていた時期がありました。
この「Gain +」も同じく、
2チャンネル仕様ですが「Boost +」とは違い、
ゲインブースターが可能なタイプですね。
まずはキュートなルックス、LEDが特徴的です(笑)
右スイッチ(Go)がドライブチャンネル、
左スイッチがゲインブーストチャンネルです。
ツマミは筐体上部の6つ、
さらに基板にトリマーが2つあり、
細かなサウンドメイクが可能です^^
内部のトリマーは、
「Presence」が4、「Base」が5の位置がデフォルト、
さらに追い込んだ音作りが可能です。
個人的にはトリマーはデフォルトの位置、
筐体上にある各種ツマミだけでも、特に不満なく音作りはできました。
筐体状にあるツマミの中でも、
「BODY」「FEED」はあまり馴染みがないコントロールです。
「BODY」は中域とコンプレッション感、
「FEED」はローカットとプリゲインを調整できます。
なんかややこしそうですが、
12時の位置からツマミを触ってみると、
意外と効果はわかると思います。
そしてさらに…「ヘッドルームスイッチ」、
「HI/LO」スイッチで内部昇圧モードの切り替えもできます。
「HI」が昇圧モードですが、
ダイナミクスレンジ、ハリ感、きらびやかさがグッと増し、
「LO」だと歪みに深みとコンプ感が増す感じがします。
…で、良いなと思うところが、
昇圧してもしっかり歪ませることができることですね。
ちなみに僕は「 HI」モードが好みでした^^
サウンドレビュー
マーシャル系といわれていますが、
「Plexi」系やら「JTM」系とは違うかなと。
手持ちのペダルでいうと、
「Gold 45/100」より「ガバナー」のほうが近いと感じました。
どちらかというとブリッした音粗め音というより、
コンプ感のあるまとまりのある歪み方をします。
ただ、「ガバナー」より、
はるかにアンプライクで幅広い音作りは可能ですね(笑)
ゲインレンジはローゲインから、
ミディアムゲインまでカバーしてくれます。
ただし歪むといっても、
オーバードライブ色が強いペダルかなと。
いかにもディストーション!
といったサウンドを期待すると裏切られんじゃないかなと思います^^;
あとしっかり歪ませたい場合、
「FEED」等のも絡める必要がありますので、
単にゲインを上げるというのではないんですよね。
とにかく、各ツマミを駆使すれば、
エッジの効いたサウンドからマイルドなサウンドまで、
幅広い歪みをカバーできます。
個人的にはロックをやる時なら、
ギターケースに忍ばせておきたくペダルですね^^
ギターボリュームへの追従性
基本的に良いですが「HI」モードにすれば、
反応性に優れたハリのあるクリーンも鳴らせます。
ストラトならある程度歪ませた状態でも、
ボリュームを絞ればクリーン近くまで歪みを落とせます。
ピッキングにも高い反応性を見せます。
ただこの「Gain +」の場合、
ドライブチャンネルの歪ませ過ぎると、
ブースターチャンネルを踏んでもあまり変化が感じられなくなります(※)
※気持ち音が太くなる感じはしますが^^;
ガツン歪ませて使うだけなら、
シングルチャンネルの「Standard」で十分じゃないかなと思いました。
ちなみに僕の場合、クランチぐらいに歪ませて、
リードでゲインアップさせたい派なので、この「Gain +」のほうが合っていました^^
ノイズについて
今回久々に弾きましたが、
以前ドライブチャンネルで気になったノイズは、
それほど気になりませんでした^^
以前弾いた「Diablo」は初期モノで、
今回弾いたのは近年のプリント基板なので、
ひょっとしたらノイズ改善されているのかもしれませんね。
ディスクリート回路のペダルとしては、ローノイズなほうかもです。
まとめ
使い勝手の良いペダルで、
一台あればかなり幅広いオーバードライブサウンドをカバーしてくれます。
個人的にはクランチサウンドで、
しっかり美味しいポイントがでたのが好印象でした^^
プリント基板になってからどうなんだろ?
と思っていましたが、そんなことは全く関係なさそうです^^;
あとマーシャル系ペダルとしても、
トップクラスのペダルなんだなと再認識できました。おすすめです^^
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