Digitech Bad Monkey Tube Overdrive、いわゆるTS系ペダルです。
海外のレビューを見ると評価の高いペダルであり、隠れた名機と呼べるオーバードライブエフェクターです。
ペダルレビュー
TS系ペダルとしては珍しく、ツマミは4つ。
- Level(音量)
- Low(低域調整)
- High(高域調整)
- Gain(ゲイン調整)
一般的なTS系のトーンに対し、はじめは単に低域、高域を足せるペダルと考えました。
しかし、良い意味でちょっと違う、期待を裏切られました(笑)
サウンドレビュー
TS系ペダルということで、手持ちのTSペダルOD808と比べてみました。
Bad Monkeyのサウンドメイクのポイントは、HighとLowのコントロールです。
まず12時の位置だとTSサウンドが得られ、OD808と比べてもキャラクターは似ていました。
ヴィンテージのTS−9との弾き比べした、動画もありますね。
レンジ感は違いますが、ニュアンスの近さは感じられると思います。
ですが…HighとLow、特にLow」が一時以降に設定すると一変、表情が変わります(笑)
グッと低域の押し出し感が増し、音に輪郭が出てきます。
さらにHighを上げていくことで、太さを保ったまま、エッジ感が足されていきます。
どちらかというとモダンなサウンド、TS系ペダル?といった感じで、個人的にはODR−1っぽさを感じました。
それと面白いのがHighとLow」を上げていくと、エフェクター臭さが消え、ピッキングへの反応性も上がることです。
アンプライク系ペダルには敵いませんが価格からすれば、十分すぎるクオリティのペダルじゃないでしょうか^^
ゲインレンジはあくまでオーバードライブであるものの、HighとLowの調整次第でハードなリフプレイもできるぐらい、歪みは得られると感じました。
まとめ
とにかく幅広いサウンドメイクができる、オーバードライブエフェクターです。
生産終了したものの、今ならまだ手に入るペダルなので、TS系が苦手…なんて人にも試してもらうと面白いでしょうね。
難点といいますか、ちょっと気になるのは見た目に反してズッシリした質感、結構重たいということです(笑)
個人的にはこの点以外は、巷で評価が高いのも頷けるペダルでしたね!
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