「Xvive MEMORY ANALOG DELAY XV-W3」
エフェクターレビューです^^
こちらはアナログディレイ、
1970年代中頃、Electro Harmonix社の製品設計に携わっていたHoward Mick Davis。彼が作り上げた渾身のアナログ・ディレイ・ペダル
とのことなので、
デラックスメモリーマンに肉薄するサウンドなら…
とかなり気になっていたペダルでした。
ただ公式サイトでもあまり説明はなく、
マニュアルも見つけましたが、わかりにくかったので…レビューが参考になれば幸いです^^
ペダルレビュー
コントロールのツマミは6つ、
「DELAY・DEPTH・SPEED・BLEND・FEEDBACK・DRIVE」。
僕が以前所有していた、
デラックスメモリーマンとは異なりますね。
フットスイッチはディレイのON/OFF、
そして、モジュレーションのON/OFF。
モジュレーション(ロータリーコーラス)を、
別にエフェクトON/OFFできるというのは実用的ですね^^
またBBDチップは「MN3005」なので、
「Maxon AD-900」などと同様ということになりますね。
電源は9Vセンターマイナス、
250mA以上での駆動となります。
サウンドレビュー
ディレイサウンドとしては、
間違いなくアナログディレイ、僕は結構好きな感じでした^^
ディレイサウンドについて
デラックスメモリーマンと比べ、
あっさりした音の印象ではありましたが、
ただこれはバイパス音を含め、音痩せがないためかもしれません。
僕が好きなアナログディレイの条件として、
「鳴っているけど鳴っていない感じだけど、空間は埋めてくれる」
というのがあるのですが、
この「XV-3」もそういったニュアンスはありました。
また、この手のディレイペダルの場合、
そこまでディレイタイムにシビアでなくても、
使えるというのも魅力だと感じましたね^^
ちなみにディレイタイムは最長600msec、
実際弾いてみた感じ、個人的には十分事足りました。
あと試していませんが、
アナログディレイらしい発信サウンドも可能だそうです。
モジュレーションサウンドについて
フットスイッチを踏むことで得られますが、
揺れとエグさのあるコーラスサウンドがかけれます。
控えめにエフェクトをかける点では、
デラックスメモリーマンのほうがオイシイかなと^^;
エフェクトは「DEPTH」と「SPEED」で
調整可能、エフェクトのON/OFFできるので、
そこはメリットで、飛び道具的に使うには良いでしょうね。
ブースターとしても使える
BLENDを左に回しきれば、
ディレイ音はカットされるので、
この状態で「DRIVE」を上げていくことで、
最大20dBのブーストが可能です。
試奏したアンプはJC-120で、
歪むことはありませんでしたが、
アウトプットレベルはかなり高く、
ナチュラルなクリーンブーストをしてくれました。
クランチ程度に歪ませた状態からなら、
ゲインアップに十分なブースト量はありそうでした。
まとめ
ディレイ、モジュレーションディレイ、
モジュレーション、ブースター、
一台で四役こなせるペダルといえそうです。
デラックスメモリーマン超えする…
とはいいませんが、代用には成り得るペダルではないでしょうか。
この「Xvive」というメーカー、
低価格なラインアップが多い中で、
この「XV-3W」は高めの価格設定であるものの、
コストパフォーマンスは高かったです。
これなら初めてのアナログディレイとしても、
十分おすすめできますね^^
僕もペダルボードに納まるスペースがあれば…
買っていたペダルでした。
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