モリダイラ楽器創業50周年記念モデル!
「Jim Dunlop MOR50-F1 Fuzz Face Japan Limited」、
日本限定50台のファズフェイスです。
手に入れようか悩みましたが、
ジョージ・トリップス氏がパーツ選定等行っていること。
Jim Dunlop社エレクトロニクス開発部門の責任者で「Way Huge」の創始者の方ですね!僕も大好きで尊敬するビルダーさんです!
未体験のシリコンとゲルマ、
ハイブリッドファズで限定品ということもあり、手に入れました^^
ペダルレビュー
筐体はパッと見、白く見えますが、
ホワイトハンマートーンの下地にゴールドフィニッシュ、
ゴールドカラーのお陰で神々しささえ覚えます^^
ノブは「カスタムヴィンテージノブ」、
カラーリングと相まって、
ルックスはかなりかっこいいですね。
仕様自体はいわゆる、
他のジムダンのファズフェイスと同じ、
IN/OUTも逆、LED、DCジャックなしです。
基板を見てみると、
トランジスタは前段にシリコントランジスタBC183、
後段にテスラ製ヴィンテージゲルマニウムトランジスタ。
さすが限定品、量産タイプとは一味違いますね^^
ちなみにこの「MOR50F1」、エリックジョンソンモデルである「EJF1」がベースになっているそうです。
サウンドレビュー
もうこれはね…
無理して買ってよかったです。
まず、Volume(音量)、
Fuzz(歪み量)をMAX、ストラトで弾きました。
すると…フロントで弾いても、
ムンムンと飽和感に埋もれることがない、
ファズサウンドが飛び出してきたんですよね。
…かといって、
低域が出ていないわけでない、
ローミッドが程よく鳴っているなと。
印象としてシリコンとゲルマ、
これらファズフェイスの中間的サウンド、
ハイブリッド感は十分感じられました。
この感じ…誤解を生むかもしれませんが、
「ファズオーバードライブ」
そんな印象に近いと感じました^^
今度はアンプをドライブさせて踏んだ場合。
ちなみに「OrganicSounds」のハイブリッドモデルが、
ヴィンテージ寄りなものに対し、ややモダンで汎用性の高い印象でしたね^^
あと「MOR50F1」側で、
ゲイン・ボリュームを下げた時でもそこまで音が変わらないと。
個体にもよりますが、
例えばボリュームを下げた時、
やや音が丸くなる個体がありますが、
そういった影響が少ないのも特徴的でしたね。
ギターボリュームを絞った時の音はどう?
ギターボリュームを絞った時は、
ファズ~クランチ~クリーンまで、
非常に滑らかにゲイン移行してくれます。
これは現行品の「FFM3」も、
良い勝負をしてくれますがそれに比べ、
明らかにクランチ~クリーンに近づくにつれ、
煌びやかでありながら、芯のある太さを保っていたこと。
これには感動しました。
シリコンファズだと高域が立ちすぎる、
ゲルマファズだと歪みが残って、
綺麗なクリーンがでない…ちょうどその間が欲しい、、
そんな人はかなりハマるかと。
ちなみに僕のストラトは、
ボリュームにスムーステーパーを入れていますが、
癖なく扱いやすかったのも好印象でしたね。
まとめ
さすがジョージ・トリップス、
限定品にふさわしい音に仕上げてきたな…と。
いつかプレイする時には、
ファズフェイス一個で歪むをまかなう、
そんな願望を叶えてくれるような音でしたね^^
50台限定ということなので、
どのくらい残っているかは不明ですが…
とても扱いやすいファズフェイスなので、
今までファズフェイスが苦手…という人にも、
是非一度体感してほしいですね。
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