マーシャル系ペダルとして、アメリカでは評価が高いCatalinbread(カタリンブレッド)のエフェクターです。
このMKⅡは、Dirty Little Secret(以下、DLS)のセカンドバージョンとなります。
このDLS MKⅠも弾いたことがありますが、MKⅡでは別物といえるサウンドで驚きました^^;
所長的にMKⅠは古臭いサウンドであるのに対し、MKⅡはモダンなマーシャルサウンドに感じました。
ではMKⅡのレビュー、いってみましょう!
Catalinbread Dirty Little Secret MKⅡ サウンドレビュー
試奏時のアンプはFender Hot Rod Devileだったのですが、マーシャルっぽいサウンドが飛び出してきました。
ピッキングレスポンスもよく、ギターボリュームを絞った時のクリーントーンも使えるサウンドです。
「Lovepedal」のペダルが好きな方にもハマるでしょうし、ノイズが少ないですね。
EQである、プレゼンス(高域)とフルネス(低域)の効きが絶妙です。
派手な効き方はしませんがその分、調整はしやすいです。
それとMKⅡは初期タイプのように、プレキシ&JTM系とJCM800系のサウンドを切り替えできなくなっています。
その分、MKⅡはこのサウンドしか出せない!そんな無骨さも魅力的に感じました。
他のマーシャル系ペダルに比べると、低域の強調や過度にゲインがあるといった、わざとらしさも少ないようにも感じました。
JC-120との相性も良い!
JC-120でマーシャルサウンドを出したい人であれば、このCatalinbread Dirty Little Secret MKⅡはおすすめです!
↑管理人のペダルボードに組み込んでみました(笑)
Catalinbread Dirty Little Secret MKⅡを繋ぎ、JC-120から飛び出してくるサウンド、本当に凄いですね。
トランジスタアンプらしくない、マーシャルともいえるサウンドが飛び出してくるじゃないですか!
マーシャルアンプ?といわれるとYESとはいいきりませんがマーシャル、それもヴィンテージ系マーシャルサウンドのニュアンスがあるんです。
これは前回弾いた、フェンダーのホットロッドデラックスでも感じました。
つまりこのペダルはブランドコンセプトのとおり、どこでもマーシャルサウンドがだせるペダルといえるということです。
ゲイン量もハイゲインとはいきませんが、JC-120でもハードロックぐらいできるぐらい、稼ぐことができます。
それとプレゼンスとフルネスのEQですが、調整次第で音圧を稼ぐだでなく、音抜けもよくしてくれます。
基本的に抜けはよいですし、パーンっと音が前に飛んでいく印象がありますね。
おそらくですがこのペダル、ミッド~ハイミッドレンジがしっかりでてくれるペダルだからでしょう。
これがJC-120のトランジスタ臭さを消してくれる、そしてマーシャルアンプらしさを感じさせてくれるのでしょうね。
ギターボリュームを絞った時のクリーントーンも十分に使える、JC-120でも太くちゃんと歪ませることもできました!
他のエフェクターと組み合わせて使っても相性が良いのもポイント
ちなみにカタリンブレッドに興味を持ったのが、他のエフェクターを繋いでも相性が良い、複数のペダルを繋ぐことを前提に作られているペダルと聞いたからです。
この話に興味を持った理由として、使っていた「Bogner Red」が他の歪みペダルと組み合わせた時に相性が悪かったためです。
例えばBogner RedはFuzzfactoryやBig Muffといった、ファズペダルと相性が良くなかったんです。
ですので、カタリンブレッドのペダルコンセプトは興味深いものであり、実際に試してみたところ、
おぉ、、確かにファズペダルと相性が良かったです^^
一緒に繋ぐペダルの良い部分を消すようなことはなく、Fuzzfactoryとの相性もばっちり、コントロールがしやすくなりました。
ちなみに他のペダルでこのDLS MKⅡをブーストさせた時もなかなかに良いです。
例えば、BD-2/SuperやTS系ペダルでブーストさせると、きちんとブースト効果がかかり、グっと音が前に出てきました。
まとめ
一言で良いエフェクターです、このDirty Little Secret MKⅡ。
環境に左右されにくいペダルであるため、マイアンプをスタジオやライブハウスに持ち込めない時も、強力な味方となってくれます。
このDirty Little Secret、紹介くださった楽器店の店長さん曰く「良いペダルだけどなかなか売れない」と嘆いていました(笑)
所長的には複数のエフェクターを使う人には、かなりおすすめできると実感しましたし、個人的にも嬉しい発見でした(^^)v
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