ガレージブランド、
「Tone Inverse」から新発売された、
ファジーなオーバードライブエフェクター、
「Overfuzzer」です。
ペダルレビュー
まずツマミは4つ、
- Punch:ゲイン量調節
- Treb:高域調整
- Bass:低域調整
- Volume:音量調整
9V電池だけでなく、外部電源にも対応、
18Vでも駆動可能とのことですね。
実はこの「Overfuzzer」、
トランジスタベースのオーバードライブです(※)。
※内部写真は手持ちがプロトタイプで製品版と異なるため割愛します
サウンドイメージとしては、
このペダルですが、
単なるレプリカではないと。
モダンサウンドもカバーできるよう、
チューニングされたペダルだそうですね。
サウンドレビュー
TS系のような歪みではなく、
毛羽立ち感のあるファズライクな、
オーバードライブですね。
コントロールは基本、
12時で音決めされていますので、
「Volume」以外は12時から調整していきます。
特徴的な効きをするのが、
「Punch」でセッティング次第(※)で、
ローゲイン~ミディアムオーバードライブ、
ハイコンプレッションハイゲインまで、
幅広い歪みを作ることが可能です。
ちなみにこのペダルの開発にあたり、
僕もサウンドチェック等させてもらいました。
その時に気になったのが…
ギターVOLを絞った時の音でした。
実は初期プロトタイプでは、
どうしてもボリュームを絞った時、
高域寄りの腰高な音が気になったんですよね、、
しかしこれはどうやら…
よく知られている「Overdriver」の
EQ回路のままだとそうなりがちだとか。
なので、そこはもう少し…
中域、奥行きや立体感を持たせたいなと。
そこからチューニングされ、
今回弾かせてもらった製品版仕様では、
見事に解消されてました^^
EQについて
「Treb」「Bass」は、
12時を基本に上げ下げした時、
音の核となる中域の出方には干渉しにくいです。
それもあってか、
基本的にファットな音に感じますが、
EQのおかげでそこまでギターは選ばない印象でした。
ちなみに動画のアンプは「JC-40」。
トランジスタアンプですが、
変に音割れしない印象だったので、
「Overdriver」よりもアンプも選びにくいと感じました。
あと驚きなのがこの手のペダルにしては、
ノイズはかなり少ないですね。
「Colorsound Overdriver」と比較してみた
ギターやアンプなど、
環境によって変わってきますが、
大体~1時ぐらいまでのセッティングなら、
近いニュアンスが得られます。
そして「Punch」を上げていくと、
コンプ感を伴いながら深く歪んでいきます。
EQもかなり上げていますが、
この感じが「Tone Inverse」さんの言う、
「モダンにチューニング」なんだろうなと。
あとこの状態で前段に歪みペダルを置き、
「Overfuzzer」で後段ブーストさせることで、
マフ系っぽい音も作れました。
僕ならローゲインで使いますが、
これだけ歪ませることができるので、
ガッツリ歪ませたい人にも良いでしょうね。
あとローゲインなピックアップを搭載した、
ストラトキャスターであれば、ゲインMAXでも、
ギターVOLなど手元でクリーンまでゲインを落とせます。
あとゲインMAXでも音が細くならないので、
この操作感は「これ一台でもいいかな」
と思わせてくれるペダルでしたね^^
まとめ
歪み方自体は、
好き嫌いが分かれる音かもしれません。
でもファズっぽい、
毛羽立ち感のある粗い歪みが好きなら、
かなりハマるオーバードライブペダルかと。
あと単体使用を考えているなら、
同ブランドの「Fuzz Smile」より、
この「Overfuzzer」がおすすめですね。
なぜなら、最大ゲインに余裕があり、
手元で自在にサウンドキャラクターを変えれ、
「Treb」「Bass」のEQで調整できるなど、
色々な環境で使いやすいからです。
ちなみに「Tone Inverse」さん曰く、
メインODにはこの「Overfuzzer」、
後段のブースターに「Fuzz Smile」が推奨とのこと。
僕も試しましたが確かに、
相性も問題なく、より幅広い、
ドライブサウンドは作れましたね^^
今のところ、受注生産とのことなので、
気になる方は一度、問い合わせしてみてください^^
「Tone Inverse Overfuzzer」
→Tone Inverseへのお問い合わせはこちら
コメント