知らない人もいるかも?
実はBOSSにこんなディレイペダルがあったんです。
ステレオアウト仕様、
CCD素子を採用したアナログディレイです(※)。
とにかく…情報が少なく、謎の多いペダル…
1978年から数年の間、
作られたという情報を見かけますが、
今回お借りしたものは76年製と思われるもの。
(製造番号から判断するに)
印刷年を見ると1978年とありますが、
他のペダルを見る限り、発売初年度の説明書ではなさそう。
CE-1も発売は1976年ですがマニュアルは1982年でした
仮に76年製となるとおそらく…
フロアタイプペダルでは世界で最も古い、
ディレイペダルではないでしょうか。
ペダルレビュー
シンプルなディレイで、
ツマミはDELAY TIME、INTENSITY(リピート)、
BALANCE(ディレイレベル)の3つ。
電源はCE-1同様、本体から直接電源ケーブルが生えています。
またCE-1のような、
プリアンプ効果も期待しましたが、
インプットレベルの調整のみ。
インプットレベルが3段階で調整できます。
もし音が歪むようであれば、
dBカットするという仕様みたいですね。
また0dBの状態ですと、
ノイズはやや気になりますが、
古い物なのでこんなものでしょうね。
状態も非常に良く、
年代からすると奇跡的な個体でした^^
サウンドレビュー
アナログディレイ、エコーとも呼べる耳馴染みの良いディレイサウンドです。
リピートタイムは短いですし、
エフェクトONにすると音量も下がりますが、
スラップエコー風に使うと雰囲気がありますね。
バイパス音はさすがに痩せます。
味わい深くなるとも解釈できますが(笑)
ディレイペダルとしては、
後発のDM-2のほうがさすがに使いやすい。
ただこのDM-1ならでは、
味わいのあるディレイサウンド、
他に同じような物が思いつかないですし…
これは価値のあるペダルだなと。
エフェクトのかかり方的に、
僕は歪ませたサウンドと組み合わせるのが好みでした。
原音に柔らかさと奥行き、
包み込んでくれる感じが何とも癖になりますね。
それと動画の2:23あたり、スペーシーなサウンド、僕は癖になりました( ̄▽ ̄)
そして特質すべきはすぐに発信すること!
リピートタイムが短く感じたのも、
もう少しリピートさせたいポイントで…発信します^^;
ただ、発信音のコントロールはしやすかったので、
これは…発信音マシンとして採用したくなりました(笑)
まとめ
ディレイペダルとしてなら、
性能の良いものは他にもあります。
しかしこのペダルでしか出せない雰囲気…
僕の場合で言うとCE-1もそうですが、
ハマるとなかなか他に代用品が見つからない、
厄介なペダルといえますね。
ディレイペダルの歴史に名を刻む、
貴重なモノを弾かせてもらえて感謝です^^
あと…魅力といえば、
この無駄とも言えるデカさですね。
存在感がハンパないです(笑)
こういう大きなペダル、
足元にあったらニンマリしてしまいますね( ̄▽ ̄)
ただ、CE-1もそうですけど…
エフェクターボードに入れようと思うと、
ボードサイズの巨大化は必死です^^;
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