現在は既に生産が終了している、
「BOSS PSM-5 Power Supply&Master Switch」
(以下「PSM-5」)をレビューです^^
この「BOSS PSM-5」、
日本製と台湾製がありまして、
友人からも借りて検証してみました。
で、僕らが「PSM-5」を試した理由、
それはバッファーとしての利用に興味を持ったからです。
和嶋 慎治さんのインタビューがきっかけでした^^
「BOSS」ペダルの特徴として、
繋ぐだけでバッファー効果が得られます。
(好き嫌いが分かれるところですね^^;)
生産時期によって、
音色が異なることは知っていました。
そして今回の検証を通し、
日本製×2台、台湾製×1台を比較したところ、
やはり違いがあることを確認できました。
ペダルレビュー
「BOSS PSM-5」はその名の通り、
- パワーサプライ
- エフェクトループ
- マスタースイッチ
として機能します。
パワーサプライとして
「PSM-5」の説明書を見ると、
“専用アダプターPSA-100を使ってね!”
とありますが他のアダプターでも大丈夫です。
なぜならこの「PSM-5」の場合、
ノイズフィルターなど搭載されておらず、
分岐コードで電源供給するのと変わらないからです。
僕は「CAJ PB12DC9-2.1」を使い、
分岐コードで試しましたが問題なく動作していました。
ただ僕の感覚ではありますが、
アダプターから直接、分岐コードで分配するより、
ややノイズはマシに感じました。
…とはいえ、さすがに…
近年のパワーサプライと比べれば、
「パワーサプライとして使おう!」
という気にはなれないですけどね(笑)
エフェクトループとして
エフェクトループとしては問題なく利用できます。
エフェクトループとして使うなら、
僕は特に不満はありませんでしたね。
あとはループ内にどんなエフェクターを繋ぐか?
相性などは考えたほうが良いかな?といったところでしょうか。
マスタースイッチとして
マスタースイッチはなかなかに便利です。
まずフットスイッチのON/OFFで、
バイパスとセンドリターンの切り替え。
センドリターンに何も繋がなければ、
ON/OFFでミュートスイッチ(※)としても使えます。
ちなみにバッファーとしては、
フットスイッチのON/OFFに関係なく機能します。
日本製と台湾製のバッファーサウンドを比較
さて…本題ですが今回、
バッファーの検証に用意したのは以下の3台です。
- 1983年日本製(発売開始初年度のもの)
- 1985年日本製
- 1998年台湾製
予想通りといいますか、
まず日本製と台湾製では違いました。
高域の劣化を防ぎ、
煌びやかなバッファーらしい台湾製。
カドのとれたような、
丸みある落ち着いた感じの日本製。
巻き弦の鳴りを聴いてもらうとわかりやすいかも。
日本製は一聴しても、
バッファー通ってる?と感じますが、
後段にファズフェイスなどを置くとよくわかります(笑)
…で、日本製でも、
2年違いだとこんな感じでした。
個体差なのか仕様変更か…
わかりませんが微妙な違いは生じました。
ちなみに1983年の「PSM-5」と、
1983年のCE-2とも比べてみました。
バッファーの方式が違うためか、
同じ年代でも違いましたね。
僕の感覚では「PSM-5」のほうが、
古臭さを感じ、バッファー臭くなかったです。
また弾き比べてみると、
発売された当時に求められた音に対し、
対応していたのかな…とかも勝手に感じてました^^
いわゆる一般的にイメージされる?BOSSのバッファーが苦手という人なら、日本製の「PSM-5」は試してみると面白いかもしれません。
まとめ
バッファーとしては、
年代、生産時期で音が違うので、
そこは好みで選べばOKかと^^
それとミュートスイッチとして使う、
これは何気に便利ですよ。
もちろん、センドリターン、
パワーサプライとして使っても、
使えないことはありませんが(笑)
バッファーとしてであれば、
繋ぐ位置を変えても面白いので、
色々と試してみることをおすすめします^^
そして何よりもこの「PSM-5」、
中古で安い!というのが良いです。
日本製のBOSSペダルなのに、
かなりお安く手に入れることができるのも魅力的ですね( ̄▽ ̄)
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