「Made In France」、
期待の新ブランド「Buffalo fx」です。
「CVIII Silicon Fuzz」ですが、
言わずと知れたファズフェイス系のペダルです。
トランジスタには「BC108」を採用、
ファズフェイスのコピーモデルと思いきや、
そうではないんですね。
サウンドレビュー
弾いた時の第一印象では、
「かなり使いやすいファズフェイス」
「上品なファズフェイス」
と感じました。
メーカーさんの説明を見ても、
Band of Gypsy時代にヘンドリクスが
使用したものを元に、少しだけ使いやすくしました。
とありますが、納得できます。
ファズフェイス系ペダルにしては、
ちょっとだけコンプ感も感じられ、滑らかなんですね。
そして音の減衰音も非常にスムーズです。
「ブツッ」と消えるようなこともありません。
この動画レスポールなんで、
結構歪む!と思ってしまいがちですが、
ストラトで弾くとゲイン(Fuzz)をフルにしても、
そこまで深いファズサウンドではありません。
でもファズフェイスサウンドが好きって人なら、
そこまでハイゲインなサウンドは求めないでしょうから、
特に不満を感じることはないかと。
クランチサウンドが素晴らしい!
何よりも好印象だったのが、
ギターボリュームに対するゲインコントロールが
非常にスムーズであること。
ファズフェイスの魅力って、
正に手元でクリーンからファズサウンドまで、
コントロールできることですよね^^
でも…ゲインコントロールがスムーズではない、
クリーン~クランチ~ファズと歪みが変化していく中で、
使えないポイントがあったりするんですよね。
ギターボリュームをフルにしたときの
ファズサウンドは最高なんだけど、
綺麗なクリーントーンにならない、、とかですね^^;
個人的に弾いてきたファズフェイス系ぺダルも、
クリーン~クランチ~ファズといったポイントが
どこでも使えるものは、少なかったんですよね、、
他にもありますが、
これらのペダルも悪くはないんです。
でもクランチサウンドがいい感じに鳴ってくれる、
そんなファズフェイス系ペダルは少なかったんですよ、、
これは「当たりのファズフェイス」に
出会えていないともいえますけどね(苦笑)
でも「CVIII Silicon Fuzz」は違うんです。
クリーン~クランチ~ファズまで、
どこも使えるサウンドですし、何よりも、
クランチサウンドがすごく良いです。
こもらず、抜けの良いクランチサウンド、
煌びやかもあって弾いていて、
非常に気持ちが良かったです^^
それと「Shape」で、低域をコントロールできますから、
「低域が出すぎて使えない」こともありません。
「JIM DUNLOP Mini Face」シリーズと弾き比べ!
ちょうど弾いた時、
「JIM DUNLOP」のファズフェイスペダル、
- FFM1 Fuzz Face Mini Silicon
- FFM2 Fuzz Face Mini Germanium
- FFM3 Fuzz Face Mini Hendrix
があったので比べてみました。
「FFM1」は歪み方が粗く雑な感じ、
「FFM2」はゲインが低かったですね。
そして「FFM3」、
こちらは結構良い勝負でした^^
音の質感は「FFM3」のほうが、イメージする、
ファズフェイスサウンドでしたね。
ただギターボリュームを絞った時のクランチサウンド。
これはさすがに…
「CVIII Silicon Fuzz」に軍配が上がりました^^
でも価格からすれば「FFM3」、
コストパフォーマンスは高さには驚きました!
まとめ
ファズフェイス系ペダルとしては珍しく、
アウトプットレベルが高いので、
ヘッドールームを稼ぐことができます。
ヴィンテージファズフェイスサウンドを
求めている方には「ちょっと違う」と思われそうですが、
とにかく死角のないバランスのとれた、
良質なファズフェイス系ペダルでした^^
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