国産ハンドメイドブランド「CRAFTROS」さんから、
オーバードライブペダル、「musica」をお借りしました^^
今回のレビューは既存モデルである「Rev.B」
そしてNEWバージョン「Rev.D」両モデルを弾かせてもらいました。
各々のモデルを比較、レビューしていきます。
ペダルレビュー
この「musica」ですが、
ビルダー自ら設計したオリジナルのアルミ製板金ケース
とのこと。
手にとった時の質感、
フットスイッチ周りの装飾、
筐体の固定用ビスなど、
精巧で拘りを感じる作りです。
コントロールはシンプルに3つ。
どれも表記通りの効き方なので、
わかりやすく、音作り悩むことはないかと^^
サウンドレビュー
Rev.BとRev.D、
各々に出音の帯域、
操作性で違いも感じられました。
両モデル共に音が散りにくく、
原音に絡まる密度の高い出音なので、
弾きやすいと感じる人は多いかと。
個人的にはRev.Dのほうが、
ツマミの効き等、より扱いやすく、
仕上がったモデルという印象を受けました。
各モデルの出音の違いですが比較動画を撮ってみました。
以下、レビューをご覧いただければと思います^^
Rev.Bについて
世にいうトランスペアレント系、
この手のニュアンスといいましょうか。
ただ、低域側の滑らかさ、高域の伸びやかさ、
コンプレッション感は独特ですね。
Rev.Dと比べると、
ややセッティングにシビアかも。
クリーンブーストさせると、
ジャジーな雰囲気も作れますし、
サウンドメイクの幅、面白みはこのRev.Bに感じました。
僕ならこのRev.B、
クリーンブースターとして使いたいですね。
Rev.Dについて
まずこのRev.Dの開発経緯について、
ビルダーの藤川氏に聞いてみたところ、
Rev.Dは「ブースターとしての使用はもちろん、扱いやすい上品なテイストのオーバードライブペダル」であったRev.Bを現役ギタリスト協力の元、より扱いやすく、ギタリストが求めるであろうワイドレンジなドライブサウンドを追求、開発したモデル
とのこと。僕の感想としてはギターらしい帯域、
ハイミッド、ローミッドがしっかり鳴る印象を持ちました。
またRev.Bと比べると、
プレーン弦の鳴りも太く、
少しロックな要素を感じました。
あと巻き弦の鳴り方、
ピッキングした時のアタック感、
ダイレクト感、密度感、立体感など、
Rev.Bよりも改善されているとも感じました。
ツマミの効きもRev.Bよりもスムーズ、
音決めはこのRev.Dのほうがしやすいでしょうね。
また、ブースターとして使った場合、
使用するアンプによって、個性が際立つ印象を持ちました。
Roland JC-40などクリーンアンプに使用時、
アウトプットレベルは高く感じなかったのですが、
ドライブする真空管アンプと組み合わせた時に得られます。
このプッシュ感こそが、
ポテンシャルを最大限に発揮する使い方かも。
個人的にはタッチレスポンスの兼ね合い、
普段鳴らすことの多いアンプ(JC-120)なら、
バッキングに使いたいですけどね^^
ちなみにこの「musica」。
出音の雰囲気で思ったのが、
ミッドレンジの密度、凝縮感の違うものの、
「Sick As Overdrive」に似ていると感じました。
回路的には別物とのことなので、
ビルダーさんの目指すサウンドが、
こういう傾向にあるのかもしれませんね^^
まとめ
Rev.BとRev.D、
出音の違いは明白なので、
使い分けすると面白いかも。
既存モデルを持っている人でも、
「Rev.D」はチェックしてほしいですね^^
シンプルなコントロールゆえ、
直感的にセッティングできますし、
ボリューム、トレブルのセッティングで、
表情が変わるので積極的に弄ってほしいところ。
とはいえ、ツマミは12時でも、
基本のサウンドはしっかりしているので、
セッティングは迷わないペダルですね^^
誤解を恐れずに言いますと、
ケンタウルス系が好きな人なら、
一度触ってみてほしいペダルです( ̄▽ ̄)
CRAFTROS
https://craftros.com/
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