1970年代に発売された、
マフ系エフェクター「OD850」のリイシュー版のレビューです。
ペダルレビュー
オリジナルそのままではなく、
LEDを追加、トゥルーバイパス仕様とのこと。
また各コントロールの表記も当時のまま、
独特ですが、
- SUSTAIN → ゲイン
- TONE → トーン
- BALANCE → 音量
と解釈してもらえばOKです。、
各ツマミの効きは動画を撮りましたが使える範囲で効く印象でした。
あと外部電源対応で、
ミニジャック仕様ですが、
変換プラグは付属するようです。
サウンドレビュー
回路的にはマフ(BIG MUFF)系。
確かに「オーバードライブ」というより、
ファズっぽい歪みではあるものの…
そこまでマフらしさは僕は感じませんでした。
それは僕のイメージするマフ系の低域、
ドフッと鳴る感じが弱いなと。
ただ出音自体は太く、
中低域にピークがある音でしたね。
国産マフ系ペダル「D&S」と比較してみた
国産ペダルでマフ系といえば、
「Maxon D&S」も知られるところなので、
比較してみました。
まずは全てのツマミを12時で弾いた時。
僕の印象としては「D&S」のほうが、
いわゆるマフ系と呼ぶにふさわしいかなと。
実は1981年製「BIG MUFF」とも比べました。
キャラクターはやはり違いますが、
弾いていて体感する低域の出方、響き的にそう感じました。
それと「OD850」はマフ系にしては、
ピッキングした時のバイト感もありますね。
あとゲインをMAXにした時に面白いのが「D&S」の場合
強くピッキングした時にやや遅れて発音される印象がありますよね?
同じようにマフ系回路と言われていますが、
「OD850」はそういった症状が弱いなと。
なのでもし「D&S」と、
同じ音がすると期待している人なら…
全くの別物であると考えたほうが良いですね^^;
あと音の密度でいうと、
「OD850」のほうが高いと感じますし、
12時のセッティングでいえば、太さもあります。
どっちが良いかは…
もうこれは好み次第ですが、
僕的にはマフ系なら「D&S」でも良いかな?
と思ったのが正直なところですね^^;
まとめ
音はマフ系というより、
これはこれ。
独特で個性的なファズ、
そう考えてもらうほうが良いかと。
音作りに迷うことはないですし、
いわゆる国産ファズサウンドも堪能できますので、
初めてこの手のペダルを買う人には、
おすすめしやすい一台ですね^^
台数限定、再生産はないみたいなので、
気になる方は早めにゲットしておきましょ( ̄▽ ̄)
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