いわゆるヴィンテージマーシャル系サウンドを狙ったペダルですね。
この「Menatone King Of Britains」
(以下「KOB」)ですが「MK3」と呼ばれるバージョンです。
実はこのKOB、いくつかのバージョンがあります。
この動画にある、
4ノブと5ノブのモデルを以前所有していました。
…で、僕の記憶が正しければ、
今回のMK3が一番使いやすいと感じました^^
ペダルレビュー
コントロールは4つ。
- Pres(プレゼンス)
- Push(ミッドハイ)
- Gain(歪み量)
- Level(音量)
を調整できます。
個人的には国内に輸入されていた中で、
一番見た目的にカッコイイなと。
内部を見てみますと、
「Point To Point」ではありませんが、
かなりパーツに拘って作られているのが分かりますね^^
ディスクリート回路なこともあり、
出音やボリュームのレスポンスはかなり高いペダルでした。
サウンドレビュー
ヴィンテージマーシャル系とはいえ、
手持ちの「Gold 45/100」と比べると、
わりとあっさりしているといいますか、
「Gold 45/100」がファズっぽい感に対し、
ブリっとした感じが弱く、ディストーション色が強いです。
それとローが暴れることや、
飽和感がそこまで強調されないですね。
これは「Pres」と「Push」で、
出音を調整できるのが大きいと思います。
「Pres」と「Push」をあげれば、
タイトでソリッドな音になりますので、
ハムバッカー系ギターでもエッジの効いた歪みが得られます。
それと「JC-120」でも、
マーシャル系サウンドを堪能できます。
ただどちらかというと、
「Plexi」以降のサウンドニュアンスに寄る気がしました。
ちなみにJC-120で弾いた感じですと、この動画ほどシャリシャリした感じはありません。
程よく太さもあり、カッコいい歪みは作れました。
ゲインレンジについて
ゲインはゼロだと音は出ません。
また最小にしてもクリーンサウンドは厳しいです。
ゲインレンジはかなり広く、
ディストーションぐらいまでカバーしてくれます。
「Gain」は大体10時ぐらいの、
クランチサウンドは良い感じに作れます^^
歪みが増していくと、
ムチッとした飽和感が伴ってきますが、
バイト感が損なわれることはありません。
手元でのゲインコントロールについて
ハムバッカーギターの時で、
手元で歪みをコントロールする場合、
12時ぐらいまでならギターボリュームの操作で、
クリーン〜リードサウンドまでカバーできます。
ボリュームを絞った時のクリーンは、
いわゆるPlexi系のような…中高域の煌びやかさが再現できます。
とにかくボリューム、
ピッキングに対するレスポンスは高く、
出音が早い、ダイレクト感に良好なペダルでした。
カッティングプレイでも、
モタツキを感じない…と友人にも好評でした^^
まとめ
マーシャル系ペダルは数多くありますが、
僕的には三本指に入る、良質なエフェクターでした。
ギター問わず使え、
バッキングからリードまで手元でコントロール出来ます。
アンプライクなペダルで、
ヴィンテージマーシャル系ペダルとしては
使いやすいのでオススメしたいですが、
残念なのがほとんど…日本国内には出回っていないことですね、、
現行品はメナトーンのHPにありますが、
さらにカッコ良いルックスになっていました(笑)
ロック系ジャンルをするのであれば、
個人的には重宝しそうなペダルです^^
もし見かけたら弾いてみてほしいですね!
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