あの「Mark Sampson」氏が設計、
期待していた方も多いのではないでしょうか(^^)
マーク・サンプソンといえば、
あのMatchlessアンプの設計・製作で知られています。
そんなマーク・サンプソン氏が設計、
この「Rockett Pedals High Top」は、
「VOX AC30」「Matchless DC30」を再現した、
オーバードライブ/ブースターペダルとのこと。
でも…オーバードライブとは思えない…ほぼ歪みません(笑)どちらかというとプリアンプですね。
サウンドレビュー
アンプサウンドに高域の煌びやかさ、
パンチのある低域をグッと足してくれる、
そんな印象を受けました。
コントロールも実に豊富です。
「TREBLE」「BASS」「CUT」
「EF86」「BOOST」「CERAMIC/ALNICO」
「TREBLE」は高域、「BASS」は低域の調整、
「BOOST」はアウトプットレベルといった感じ。
でも「CUT」「EF86」「CERAMIC/ALNICO」は
このペダルならでは、個性的なコントロールですね。
「CUT」について
「CUT」は、、ちょっと言葉では説明しにくいです^^;
BASSとTREBLEの相互作用を設定する
とのことですが、
「TREBLE」「BASS」と組み合わせ、
調整することで音作りができる印象を受けました。
出音の帯域の微調整ができます。
ちなみにこのペダル自体、
かなり低域が強いのでどちらにしても、
「BASS」は下げ気味で使ったほうが良いかも。
「EF86」について
「EF86」といえば、
VOXアンプに使われている真空管ですが、
この「EF86」のツマミはその名から想像する通り、
真空管アンプのニュアンスを付加、やや歪ませる、
といった効きが感じられました^^
また「EF86」のツマミは、
筐体中央に配置されたスイッチを
「ON」にすることで効くようになります。
ただ歪みを足してくれるといっても、
「やや歪んでるかな」といった程度です^^;
ストラトだとクランチにも及びません(苦笑)
↓「EF86」については「8:30」あたりから分かり易いかと^^
「魅力的なクリーントーンはやや歪んでいる」
ともいいますが、正にそんな程度の歪みといったところ。
ですので、もし歪ませたいなら、
前段に何か歪みエフェクターを繋ぐ必要がありますね。
それと歪ませるときは、
「オーバードライブ」「ディストーション」
「ファズ」といったペダルのほうが良いと思います。
もしくは「ゲイン」を足せるブースターか。
なぜなら、クリーンブースターで
歪ませようとしても歪まないからです(苦笑)
「クリーンアンプシュミレーター?」
そう思ってしまうぐらいですね(笑)
「CERAMIC/ALNICO」の違いって?
メーカー説明によると、
セラミック・スピーカーと
アルニコ・スピーカーのサウンド特性を選択する
とありますが、切り替えることで、
「より艶感を強調したサウンド」
「ハリ感と煌びやかを強調したサウンド」
を選択できるといった僕は印象を受けました。
本当にマッチレスアンプサウンドがだせる?
僕は初期「DC-30」を弾いたことがありますが、
高域のハリ感、低域のプッシュ感、
この「High Top」には感じられましたね^^
また博識の楽器店さんの話によると、
「TREBLE」を上げ、「BASS」を少し下げた時の
サウンドは「Matchless DC30」に似ているとのこと。
このサイズで「マッチレスサウンド」を堪能できる、
かなりおすすめのペダルとおっしゃていました^^
ちなみにこの方は音がわかる、信頼できる方なので、
単なる売り文句ではないことは確かです(笑)
それと試奏時には「JC-120」、
「Fender」アンプ、双方で鳴らしました。
その時でも高域の煌びやかさ、
パンチのある低域をグッと足してくれる、
その印象は変わらず感じ取れました。
そう言うと「19 Sixty 3」っぽい?
と思われそうですが、どこかダークな響きなので
実際に弾かれると違うと思われると思います。
で、「JC-120」で鳴らした時は、
「JC-120臭さ」はかなり軽減されていました。
これは歪ませた時にも効果的で、トランジスタアンプを歪ませている感じが弱くなりますね^^
まとめ
とにかくこの「High Top」、
「JC-120」のクリーントーンが苦手で、
プリアンプ的に何かペダルを繋いでいる方におすすめ。
今までになかった発想のペダル、
新しいプリアンプ候補に入れてみても面白いかもしれませんね^^
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