「ROOT20 Fuzz 1964」をレビューします!
僕もかつてモディファイ等で、
お世話になったことのあるROOT20さんのオリジナルファズエフェクターです。
そして今回レビューするのは、
「Tone Bender MK1.5」「Fuzz Face」系のファズペダルです^^
ペダルレビュー
内部はモールドされていますが、
公式サイトの情報を見てみますと、
絶版の国産NPNゲルマニウムトランジスタ(hFEも選別)を採用しており
とありまして、
独自の選定で選ばれた、
おそらく2石系のファズペダルですね。
またサウンド面、仕様においても、
独自のアレンジが施されているそうで、
その一つがモードの切り替えスイッチです。
TREBLE、FATといった、
その名の通りの効果が得られる、
2種類のサウンドバリエーションが楽しめますが、
過激な効きはしない…ROOT20らしいですね。
ツマミも見たままですが、
Levelで音量、Fuzzでゲイン調整できます。
あとは青LED搭載、
外部電源にも対応しています。
サウンドレビュー
ROOT20らしさといいますか、
整った出音ながらも荒々しさは損なわない、
ファズサウンドが飛び出してきました。
2石系ファズとはいうものの、
ファズフェイスのような音の膨らみ、
飽和感よりもバイト感や音が沈む感じがあり…
この辺はベンダー系寄りな音にも感じました。
…ですが僕はオリジナル、
トーンベンダーMK1.5は弾いたことがありません^^;
ですので、手持ちのMK1.5系、
「Smitty Bender MK1.5」と比較してみました。
仕様としてはトランジスタにOC75が2個、
今では残念ながら作っていないみたいですが、
僕は気に入って使っていました。
ちなみに比較動画は、
「Fuzz 1964」の「Treble」モードと比較してみました。
こう比べてみると…
「Fuzz 1964」のほうが、
やや明るい音で湿った感じは弱い。
あと少しグシャっと、
潰れる感じはありますが、
体感できる音圧感は十分にありました。
どちらかというと…
ヴィンテージよりモダン寄りな、
そしてベンダー色は弱めなのかな?とも…
あとゲルマトランジスタなので、
出音は環境に左右されやすいのですが、
僕が試した限りでは極端にダメな音になる、
といったこともなく、ストレスなく使えました。
それといわゆるファズフェイス回路なためか、
ギターVOLなど手元で、リニアなゲインコントールも可能でした。
バイアス調整なしでこんな感じに鳴らせる…
と考えると「Fuzz 1964」はよくできていますよね^^
まとめ
国産トランジスタを使用しているためか…
いわゆるベンダーサウンドとは違うかもですが、
これはこれで全然アリなペダルかなと^^
実際、ROOT20さんもこのペダルは、
トーンベンダーモデルです!とは一切、言い切っていないのも頷けました。
国産系ペダルらしい、
繊細さは感じられるものの、
変に縮こまらない出音のバランス感。
さすがだな…と。
…で。
実はこのペダルを弾いた後、
ROOT20さんのモディファイした、
「BD-2」を手に入れましたが、
やはり…
…出音の傾向は、
好きなんだなと再認識しました。
僕的にはおすすめしたい、
国産ハンドメイドペダルですね^^
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