RoShi Pedals GRUFF resultをレビュー、サンプルとなった初期EHXトライアングルマフ(BIG MUFF Triangle V1 FIRST)と比較してみました。
サンプルとなった初期EHXトライアングルマフは非常に貴重な個体とのことで、お借りするのをためらいましたが正確なレビューのために送ってもらいました。
初期トライアングル、BIG MUFF Triangle V1 FIRSTと呼ばれる個体の音は所長の環境で弾くとこんな感じです。
基板は開けると壊れるリスクがあったので見ていませんが、空中配線で作られていると聞いています。
中身が気になる人は、デジマートのDEEPER’S VIEW 〜経験と考察〜 第5回で紹介されていますので、ご覧になってみてください。
RoShi Pedals GRUFF result、開発における経緯とコンセプトは公式サイトに詳しく書かれていますのでご覧いただくのが間違いないです。
このRoShi Pedals GRUFF resultが発売される前に大きな筐体のGRUFFが発売されており、コンパクトな筐体で量産されているのが今回レビューするGRUFF resultとなります。
RoShi Pedals GRUFF resultの特徴
オリジナルトライアングルマフと異なる点として、バイパス音の改善や外部電源に対応、オリジナルを含む3種類のサウンドバリエーションが選べるミニスイッチが増設されています。
写真を撮り忘れたので…文字ばかりになってしまってすみません…不覚…
バイパス音はオリジナルのトライアングルマフがかなり音痩せしまして、直列に繋いで鳴らすのが難しいレベルでして。
エフェクターボードに組み込んで使うなら、バイパス音の改善をしつつサウンドはオリジナルに近いのが望ましいところ。
今回の検証ではABスイッチを採用、弾き比べながらオリジナルのEHX Triangle V1 FIRSTに寄せつつ鳴らしてみました。
RoShi Pedals GRUFF resultとEHX Triangle V1 FIRSTを比較
改善されつつもオリジナルBIG MUFF Triangle V1 FIRSTに対し、GRUFF resultのサウンドを比較しレビュー動画におさめてみましたのでご覧ください。
動画ではツマミをいろいろ触りながら、出来うる限り寄せて鳴らしています。
GRUFF result、動画でも語っていますが筐体の違い(大きさ含め)からか、音の奥行き感などに違いはあるものの肉薄したサウンドが鳴らせる印象を受けました。
いろいろと手が加えられているのにも関わらず、このクオリティーでサウンドを寄せてきているのは正直、驚きました。
GRUFF resultはノイズも少ないのも特徴でして、ノイズカットすると音として美味しい部分も消されがちところ、影響がない点も好印象です。
追加された3種類のモードはローカットスイッチであり、所長はオリジナルのサウンドモード一択でしたがアンサンブルの中で使い勝手も考慮されているのも頷けました。
あと改めて感じたこととして、トライングルマフは音が飛ぶ印象がありますね。
バンドアンサンブルの中で鳴らした時に、マフペダルは音が抜けないと悩んでいるプレイヤーには試してほしいです。
ファズらしさも後年のビッグマフと比べても感じられますし、マフペダルの中ならトライアングルが好きだと考えていたのは間違いではなかったと再認識しました。
RoShi Pedals GRUFF resultを試しにエージングしてみた
RoShi Pedals GRUFF resultをよりオリジナルに近づける可能性をかけ、試しにエージングしてみました。
所長ですが友人の勧めでエージングできる機器を手に入れてから、機材を試すのにハマっていまして。
簡単に説明すると、エージングをかけることで使いこなした感じ、本来のポテンシャルを引き出してくれる印象をもっています。
所有するギターもエージングをかけることで結果、好みに近づいたこともハマっている大きな理由です。
エージング前と後での音について、感じた方は人それぞれとして音が変わっています(よね?)。
RoShi Pedals GRUFF resultも変わるのでは?と思い、エージングしてみました。
結果から伝えると、エージングしたことで狙いどおりのサウンド変化が得られました。
テスト動画が見つからず…発見しましたら貼り付けます!
高域や低域の出方、ツマミの位置などエージングした後のほうが、オリジナルBIG MUFF Triangle V1 FIRSTに近くなったと所長は感じました。
実は他のエフェクターでも試したことがありますが、ここまでの変化はなかったので驚いたのが正直なところです。
つまりGRUFF resultは弾き込むことで、よりオリジナルのサウンドに近づく可能性が高いということがわかりました。
弾き込むことでより良いサウンドに仕上がっていく、鳴らしていく楽しみがあるペダルといえるでしょう。
まとめますとRoShi Pedals GRUFF result、トライアングルマフ好きな人であれば試す価値のあるモデルです。
所長としてもマフペダルはロシアンマフとトライングルマフが好きなので、現行品で手に入るモデルとしてGRUFF resultは有難い存在でした。
GRUFF result、TC楽器をはじめ島村楽器など取り扱っている店舗も多いので、マフ好きな人には実際に肌でサウンドを体感してほしいペダルですね。
コメント