個性的な見た目と独自の仕様が特徴的なワウペダル、Snarling Dogs Whine-O Wahをレビューします!
このワウの初期型を、ジェフベックが使っていたことで、知る人ぞ知るワウペダルです。
筐体は一般的なワウペダルよりも一回り大きく、重たいなど可搬性に劣りますが、ハマると手放せません。
ブースター機能と3種類のサウンドキャラクターが選べる多機能ワウペダル
Snarling Dogs Whine-O Wahは、ブースト機能とサウンドキャラクターが3モードとボリューム調整ができる多機能ワウです。
ブースト機能は筐体の右上にある、フットスイッチでON/OFFできます。
ブースターサウンドについて
ブーストサウンドはHORMONE CONTROLと書かれたスイッチで切り替え可能、ESTROGENとTESTOSTERONEの2種類から選べます。
単に音量を上げるのではなく、TESTOSTERONE側にすると歪みが増す印象があります。
アンプやエフェクターで歪ませた状態と組み合わせると、アグレッシブなワウサウンドが得られます。
ちなみにフットスイッチがOFFの状態でも、ESTROGENとTESTOSTERONEは効くようでサウンドに変化があります。
搭載されているサウンドキャラクターは以下、3種類です。
- White Room
- Voodoo
- Shaft
WHITE ROOMが最も低域が強調されたサウンドで、SHAFTは高域が強調されます。
各々に個性があるモードで、使い所のあるサウンドが鳴らせます。
では、各モードのサウンドについて、解説していきます!
White Roomモードについて
WHITE ROOMモードは一般的なワウとはキャラクターが違い、ベースワウっぽい低域を強調したサウンドです。
使いどころは選ぶと思いますが、この手の音はなかなか他にないので面白いです。
歪ませた状態で踏むとユニークであり、Jeff Beckサウンドで聴かれるサウンドもこのモードに感じます。
あとサウンド的にWH10のベースモードより、使いやすい印象がありました。
Voodooモードについて
Voodooモードは、つま先側はキレのあるサウンド、踵側では低域も出ます。
オールマイティーに使えるモードであり、単音でも気持ちよく弾けることもあり、歪ませた状態で踏むのおすすめです。
所長はHORMONE CONTROLがESTROGENの位置で、ブースタースイッチをONにして鳴らすのが好きですね。
Shaftモードについて
ちょっと高域が耳に付く、ファンキーなワウサウンドが得られます。
ただ普段、WH10使いの所長からすると、物足りないのが正直な感想です。
Crybabyなどをお使いの人であれば、使いこなせるサウンドでしょうね。
筐体サイドにあるツマミでワウの音量調整が可能
サイドにあるツマミで、ワウエフェクトのボリュームを調整できます。
ワウを踏むと音量が下がるなぁ、といった人には嬉しい仕様。
ボリュームを調整できる上に、ブーストスイッチを押した時に攻撃的なワウサウンドも得られます。
フットスイッチは二つあり、一つはワウF、もう一つがブースターのON/OFFです。
ワウのON/OFFは普通のワウペダル同様、ペダルを踏めば切り替えできます。
エフェクトオンオフ時のLEDギミックも面白い
エフェクトをONにすると、ペダル部分の犬の目が光るといったギミックも搭載しています。
さらに犬の絵は蓄光塗料であるため、暗闇で光ります(笑)
こういった、遊び心は好きですね!
トゥルーバイパスで繋いだ時の音痩せもなく、所長はボードに組み込み予定です。
以上、音は良く、ユニークな仕様とおすすめしたいワウなのですが、すでに生産しておらず現在は売られていません、、
重くて、大きい(Crybabyなどよりも一回り大きい)、あんまり需要がなかったんでしょうか。
そういえば、あまり良い感じの動画も見当たりませんし。
もし試す機会があれば、弾いてみてほしいワウペダルです!
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