「Shinei Uni-Vibe」の
クローンレアエフェクター、
「Sound Nagase Mini-Vibe」レビューします^^
しかも今回はペダル式、
ペダルレスタイプの2種類をお借りしました!
現在復刻版として、
「Shinei」から「Vibe-Bro」が発売されていますが、
Shinei:http://shin-ei.com/
僕自身、ヴィンテージも含め、
この手のユニヴァイブペダルは初体験です。
ペダルレビュー
共通していえることはデカい(笑)
目の当たりにすると…
その存在感から所有欲を駆られますね^^;
どちらも大きさは同じ、
ペダル式、ペダルレスの仕様の違いは、
モジュレーションスピードの調整、
エフェクトのON/OFFの方法です。
ペダル式 Mini-Vibeについて
ペダル式はエフェクトON/OFF、
モジュレーションスピードは全て、
フットペダルでコントロール可能です。
かかと側に倒せばエフェクトOFF、
踏み込むことでエフェクトスピードをコントロールします。
ペダルレス Mini-Vibeについて
ペダルレスのエフェクトのON/OFFは、
外付けのフットスイッチで行い、
モジュレーションスピードは筐体上にある、
大きなツマミで設定、
もしくは足でグリグリ回して調整します。
サウンドレビュー
生産時期で音が違う
さて、この2機種ですが、
ペダル式が前期型、ペダルレスが後期方、
ということで生産時期が異なるそう。
そして音も前期・後期型では違うそうで、
機材協力くださった@bc183_lさんは、
「ペダルレスの音にペダル式を寄せる」といった、
チューニングを「Sound Nagase」さんに依頼をされたそうです^^
…となりますと、
音は何も変わらないと思われそうなのですが、
これが違うんですよね^^;
「Sound Nagase」さんが言う変更点は、
抵抗がカーボン皮膜、金属皮膜の違い、
CDS等の個体差があるかも
とのことだそうですが、
これだけでここまで音が違うというのは驚きでした^^;
なので、以下サウンドレビューは、
個体差があること、備忘録的なものと思って、
読んでいただけると幸いです!
バイパス音について
バッファードタイプなので、
繋ぐだけで音は変わる…いわば、
プリアンプ効果が得られます。
筐体上にある「Level」で、
アウトプットレベルを調整するわけですが、
アンプによっては上げていくことで歪みます。
バイパス音も違いがありまして、
・ペダル式の場合
タイトでスッきりとした加工感の強いサウンド
・ペダルレスの場合
ペダル式よりもナチュラルなサウンド
あとペダル式のほうがやや歪みやすく、
音量もやや大きめなので、ペダルレスと合わせるなら、
一目盛りほど下げた状態で音量・ゲインは同じでしたね。
ちなみに僕は、
ペダルレスのバイパス音のほうが好みでした^^
エフェクトサウンドについて
もうざっくり書きますが、
低域からうねる感じでアクの強い
綺麗にエフェクトがかかる感じでアクは弱い
といった印象でした。
所有している@bc183_lさん曰く、
ペダルレスの方が、
ジミのバンドオブジプシーズの音に
雰囲気なんかは近い気がする。
そしてペダル式は、
音に元気がある時のジミのニュアンスとか、
マシーンガンとかの音の揺れ方、
あとバイパス音、エフェクト音ともに
オリジナルのイメージに近いとのこと。
確かにペダル式のほうが、
僕がイメージする「ユニヴァイブサウンド」、
特にファズを絡めると実感できるものがありました。
なのでサウンドチェック時、
人が弾いているのを聴いていたら、
「早く弾かせて!」と衝動に駆られましたからね(笑)
こんな衝動に駆られたのは久々でした^^
ファズと一緒に繋ぐ場合は検証が必要かも
ファズによっては前段か後段に繋ぐか、
テストする必要はありますね。
例えば手持ちのペダルで検証してみたところ、
ファズフェイス回路の「Channel3」だと、
後段に繋ぐと減衰音が途切れてしまいました、、
しかしジムダンのファズフェイスなら、
後段に繋いだほうが、音にまとまりがでて、
ほどよく飽和感が足されて弾きやすい音になりました。
バッファが絡んでいるためか…
ファズを絡めて使うならまだまだ検証が必要ですね^^;
僕が馴染みのあるヴァイブ系ペダルと比較
使ってきたヴァイブ系ペダルといえば、
「M9」「MS-50G」「Glass Nexus」に入っているモデリングぐらい^^;
いわばデジタルエフェクターのヴァイブサウンドでした。
中でも特に「Glass Nexus」の、
ヴァイブモードはよく使っていました。
…で、デジタルとアナログ、
決定的に違うと感じたことを先に書いておきますと、
低域、言ってみれば、
音の根っこから揺れる感じにエフェクトがかかる
ということでしょうか。
例えば「MS-50G」でもかなり追い込めば、
それなりに近いところにいく雰囲気はありましたが、
空間を埋めてくれる、
迫力のある揺れとなると…なかなかに難しい。
ひょっとするとこれは、
聴き側からすると気付かれないかもですが、
弾き手の気持ち良さは間違いなく違うんですよ。
最近のデジタルはすごく進歩していますが、
(ぼくも普段よく使ってますけど)
やはりアナログペダルの良さ、味わいを再認識できました。
現行品ユニヴァイブ系ペダルと弾き比べてきた
…といっても試してきたのは、
この2機種です。
各モデル音を比べると、
「MXR M68 Uni-Vibe」は、
雑みはなく綺麗にエフェクトがかかる感じ。
「ELECTRO-HARMONIX」のほうが、
ヴィンテージテイストを感じるエフェクト音。
そして共通している点は、
バイバス音の劣化はないということですね。
…で、Mini-Vive(特にペダル式)と比べましたが、
やはり何だか…迫力、味わいにかけるんですよね、、
これはおそらく…
バイパス音の劣化がポイントなんじゃないか?と。
もちろん、内部パーツ、
心臓部であるフォトセルなど、
再現の違いはあると思いますが、
良すぎるバイパス音であることが、
何も良い結果をもたらすわけではない…かと。
確証はありませんが、ふとそう思いました。
まとめ
クローンとして評価の高い、
「Sound Nagase Mini-Vibe」を弾けた、
これはかなり貴重でかつ、面白かったです^^
そしてユニヴァイブ系はもっと弾かないと…
勉強不足、もっと知りたくなりました^^
僕自身も今後の研究材料として、
追求していきたいなと。
ちなみに現行品でもまだまだ、
- KORG Nuvibe
- Fulltone Mini Deja Vibe 3
等々ありますから、
今度また、弾いてみる予定です。
以上、ざっと書きましたので、
また気付いたことがあれば追記していきたいと思います!
コメント