先日レビューした「Fuzz Smile」に続き、
「Tone Inverse」さんが提案するペダルです。
今回はディレイ&リバーブ、
実用性の高い2in1ペダルを紹介します^^
ペダルレビュー
左側がリバーブセクション、
右側はディレイセクションです。
リバーブ・ディレイは共に、
単体、同時使用が可能ですね。
あと各セクションの、
ツマミの説明は後ほどしますが、
痒いところに手が届くセッティングが可能です。
電源は外部電源のみ、
センターマイナス9Vで駆動します。
サウンドレビュー
リバーブセクションについて
リバーブ側コントロールは、
「Mix」「Dwell」「Sunlight」、
特徴的なのが真ん中のツマミ、
「Sunlight」ですね。
各ツマミと合わせて調整すれば、
原音に馴染むリバーブサウンドから、
モジュレーションリバーブまで作れます。
今から紹介する動画では、
「Fender Bluse Jr」のリバーブオン、
その後、「Enif」でリバーブをかけてます。
まずは浅くかけたリバーブ、
そしてモジュレーションリバーブのサンプルです。
浅くかけている感じは、
動画だと伝わりにくいかもですが、
めちゃくちゃあっさりとさりげなく、
原音に対しエフェクトをかけれます。
実は他社のペダルだと、
リバーブサウンドは良くても、
原音が煌びやかになりすぎるものや
奥まって聴こえるものが多いんですよね^^;
言ってしまえば、
エフェクター的なリバーブと、、
しかしこの「Enif」に関して言うと、
アンプリバーブを使う感覚で使えたのは魅力的でした。
ちなみにディケイタイムは基本、
「Long Decay (2.85ms)」ですが、
「Medium Decay (2.5ms)」に変更もできるそう。
「Long Decay」のほうが、
派手に効かすこともできますが、
僕はなるべくナチュラルにかけたいので、
「Medium Decay」を選択しました^^
ディレイセクションについて
スペック的に見ると、
ディレイタイムは「45ms~620ms」、
リピートを上げれば発信します。
またブースト/カットのツマミで、
ディレイオン時に音量を上げることも、
下げることも可能(※)です。
※-3dB~+5dB
基本的にアナログライクなディレイ、
PT2399系といえるのですがそれよりも、
ややクリアな響きが特徴です。
またリバーブと同時にかけることで、
奥行き感をもたせることもできますし、
モジュレーションリバーブと組み合わせれば、
幻想的な空間サウンドを作れます。
あと歪ませた時でも、
いわゆるPT2399系ディレイより、
ファズやディストーションと絡めても、
音の輪郭はしっかりでますね。
…で、このディレイサウンドは、あくまで基本であり、
内部のツマミを触ることで、暖かみのあるアナログディレイから、
よりデジタル臭いサウンドも作れます。
なので、プレイヤー個々の
好みのポイントを見つけることができるかなと。
強いて希望をいえば…
エフェクトオフ時に残響を残せる、
テイル系機能があれば最高なんですけどね^^;
ただ、リバーブをかけていれば、
ディレイオフ時の音切れ感はそこまで、
気になりませんでした。
あと「Time」のツマミに、
「343ms」とポイントが付けられています。
これはBPM120~130くらいにおける、
付点八分ディレイのポイントを探す目安をマーキングしているそう。
このディレイタイム、
僕も知らずによく使うポイントなので、嬉しい目印でした^^
内部ギミックだけでなく、
こういう配慮もされているなど、
使い手的に嬉しい仕様がテンコ盛りなわけですね^^
まとめ
ディレイ&リバーブペダルというと、
あるようでなかなかないのが現状の中、
個人製作でこのクオリティは素晴らしいですね^^
ちなみに価格は税込み23,000円。
対抗馬としては「Keeley Caverns」あたりでしょうか。
「Caverns」はコンパクトで、
ディレイタイムは最長950msにリバーブも3タイプ。
多機能さで見劣りしそうですが、
この「Enif」もセッティング次第で、
多彩な音作りができるので負けてないですね。
あとこれは僕の感覚として、
ライブで使うことを考えると、
フットスイッチの間隔があるため、
「Enif」のほうが扱いやすいと感じました^^
以上、なかなか選択肢の少ない、
ディレイ&リバーブペダルの中で、
使えるペダルだったので紹介しました。
詳しい仕様などは、
「Tone Inverse」さんの
WEBショップページに記載されています。
気になる方は、
ご覧になってみてください^^
「Enif Echo/Reverb」の詳細・商品ページは
→こちらからどうぞ^^
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