多彩な音作りが可能な、
「VFE Pedals Distortion3」をレビューします!
「VFE Pedals Distortion3」は、
- 「DOD250」
- 「Micro Amp」
- 「Distortion+」
を一つにまとめ、+αの音作りを可能とした、
実に多彩な音作りが可能なペダルです。
「DOD250」「Micro Amp」「Distortion+」
これらのペダルは個人的にも好きなペダルたち。
それが一台にまとまった、
「Distortion3」ということであれば、
無視できないペダルでした(笑)
サウンドレビュー
音に関して率直にいいますと、
十分に使えるレベルのペダルです^^
基本的なサウンドキャラクターは、
「輪郭がはっきりとした粗めな歪み」です。
ただし、各種コントロールが配されているため、
- コンプ感のの効いたハードディストーション
- 飽和感の強いファットなディストーション
- ソリッドで攻撃的なディストーション
などなど、本当に色々な音がだせます^^
「MODE」について
「クリッパーダイオード」を切り替えます。
- G→ゲルマニウム・ダイオードによるクリッピング
- L→クリッピングなし
- S→シリコン・ダイオードによるクリッピング
ができます。
ちなみに各モードですが、
- 「G」→「Distortion+」
- 「L」→「Micro Amp」
- 「S」→「DOD250」
とのこと。
確かにモードを切り替えていくと、
「DOD250」「Distortion+」は雰囲気を感じました。
「Micro Amp」のモードに関しては、
「Micro Amp」よりもナチュラルな印象のブーストサウンドに感じました。
これはこれで十分に使えます^^
でも、それだけではとどまらないのが、
この「Distortion3」なんです(^^)
「FIDELITY」について
まずは2種類のオペアンプを切り替える、
「FIDELITY」です。
オペアンプは、
- Lo→ローファイな「UA741」
- Hi→ハイファイな「BurrBrown OPA134PA」
を切り替えることができます。
「Lo」モードについて
高域が削られ、やや音が圧縮された、
ディストーションサウンドです。
そもそも「Lo」に使用されている「UA741」は、
「DOD250」「Distortion+」で使われているオペアンプ。
オリジナルに近い感じ感じなら、
「Lo」をチョイスすると良いでしょう^^
「Hi」モードについて
輪郭がクリアで、高域が強調された、
ディストーションサウンドになります。
この状態だと深く歪ませても、
腰砕けするようなこともありません。
またギターボリューム、
ピッキングに対しての反応性もあがります^^
とにかく、切り替えた時の違いは、
想像以上にかなりわかりやすいですね!
オペアンプによる音色の変化を楽しめます♪
で、さらに「内部DIPスイッチ」「OD」により、
音色に変化をつけれます(笑)
「内部DIPスイッチ」について
↑写真の白丸部分の内部のDIPスイッチですが、
- 1→ローブースト
- 2→LEDクリッピングのON/OFF(「L」モード時)
となります。
ローブーストについて
スイッチを「ON」にすると、
グッと低域を持ち上げ、音に太さも付加します。
このローブーストは結構派手に効きますので、
極太サウンドも作れちゃいます^^
LEDクリッピングについて
LEDクリッピングの切り替えですが、
これはMODEが「L」モードの時のみ有効です。
LEDクリッピングを「ON」にすることで、
クリーンブースター的に機能していた
「L」モードのサウンドが一変!
LEDクリッピング時には、一番コンプ感が強く、
ハードなディストーションサウンドが得られます。
「OD」について
クリッピング方式を変えるわけですが、
- M→MOSFETクリッピング
- Center→クリッピングなし
- A→非対称形クリッピング
以上の切り替えが可能です。
これらクリッピングを切り替えると、
当たり前ですが、かなり出音は変わります。
-MOSFETクリッピング-
飽和感を強く感じる太い音になります。
個人的な意見でいえば、
「MOSFET」クリッピングはちょっと、、
暑苦しすぎる音で苦手でした^^;
-非対称クリッピング-
滑らかでやや柔らかい音になりますね。
ただし「Distortion3」の場合、
もともとコンプ感が弱めの粗めの音なので、
非対称クリッピングでちょうど良い感じ、
万人受けしそうな音になります(笑)
操作感について
ふ~、、
コントロールが本当に多いので、
説明だけで長くなってしまいました^^;
ただ、これだけツマミやらスイッチやらあると、
音決めは難しそうな印象がありますよね?
大丈夫です^^
各ツマミ、スイッチの効きは、
触れば出音の変化に気付きやすいからです♪
狙った音作りはこの手の、
多コントロールペダルの中では扱いやすいです^^
それと、どのモードも共通する、
「Drive」「Filter」「Level」といった、
ツマミ群についても触れておきます。
まず、ゲインを調整する「Drive」ですが、
ゲインレンジは「MODE」によって異なりますが、
上げていくと高域が強調されます。
ゲインを上げた時に音がこもってしまう、、
そんな悩みをお持ちの方にはかなりおすすめです。
また逆に高域がうるさい場合でも、
トーン調整にあたる「Filter」の効きが良いので、
調整することも可能です^^
「Level」は「MODE」によって、
アウトプットレベルが大きく変わります。
「Level」の設定によっても、
出音の印象が変わってきますので、
「Level」も含めた音作りを考えると良いですね。
まとめ!メインドライバーだけでなくブースターとしても使える!
本当に多彩な歪みをコレ1台で
作り出すことができる「Distortion3」♪
メインの歪みとしても使えますし、
ブースターペダルとしても使えます。
それは搭載されているモードがどれも、
ブースターとして使えるからです^^
特に「Micro Amp」モードは、
「OD」「Filter」と組み合わせることで、
「Micro Amp」よりも多彩なブーストサウンドを
作ることが可能です^^
例えば「OD」を「Mosfet」にすると、
かなり飽和感を伴いながら太くなります(笑)
ゲインブースターを探している方にも試して欲しいですね^^
ボードに一台あると何かと便利なペダルですよ^^
ちなみによりモダンでファットなディストーションサウンドがお好みであれば、同メーカーの「Alpha Dog」もおすすめです^^
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