以前レビューした「Wild Cat」に引き続き、
今回も「Vivie」さんよりお借りしました!
ありがとうございます!
…で、今回レビューする「Loud Hound」、
「Vivie」ペダルの中では一番汎用性が高いペダルでした。
ペダルレビュー
コントロールを見ていくと、
Gain、Level、Tone、Mid、
筐体サイドにはベース調整可能なミニスイッチです。
中でも効きがわかりやすいのは、
筐体サイドにある「ベーススイッチ」で…かなり派手に効きます(笑)
Offにするとかなりソリッドな音に、
Onにすると低域をグッとブーストしてくれるので、
ストラトなどのシングルコイルギターでOnすれば、太くワイルドな音作りが可能です。
「Mid」は中域をコントロールしますが、
それほど派手に効くものではなく、
チューブっぽい飽和感を足していく感じで、
MAXにしても音が飽和して潰れるようなことはありません。
あと「Tone」は高域が強調されがちなので、
12時以下ぐらいから調整したらよいと思います^^
ちなみに中身を見てみるとこんな感じで、
パーツも作りもしっかりしていましたよ^^
サウンドレビュー
「Vivie」さん曰く、
真空管アンプなラウドな質感でありながら、
プレイしやすくアンサンブルに馴染みやすいオーバードライブ
とのことですが、低域にもたつきのない、
ダイレクトでストレートなオーバードライブに感じました。
またペダル自体、高域がしっかりでるので、
ハムバッカー系ギターでも、エッジ・バイト感のある歪みが作れます。
これは僕が所有するセミアコでも有効で、
音作りがしやすかったのもあり、僕は「Vivie」3機種の中で一番好みでした^^
それとゲインレンジは広くて、
クリーンサウンドからリードプレイまでカバーしてくれます。
このペダルの面白いのが、
「Gain」を下げるとタイトでトレブリー、
上げていくと中低域を押し出した飽和感ある音に変化することです。
これはゲインを12時以降にした時、顕著に感じました。
ただし、ピッキングニュアンスを
殺してしまうような感じにはならないので、
純粋に太く歪んでくれる感じは好印象でしたね。
またこの特徴はギターボリュームを絞った時も同様でして、
エッジの効いたバッキングサウンドから、太く伸びやかなリードまでとバランス良く鳴らすことが可能です。
もちろんギターボリュームへの追従性も高く、
シングルコイル系ギターならフルゲインからでもスッとクリーンになります。
あとボリュームを絞った時にハイ落ちしないのも特徴ですね。
ちなみにこの感じは「BD-2」に似ていますが、
歪み自体は粗い感じはないですし、よりアンプライクなサウンドが得られます^^
「Wild Cat」でブーストさせるといい感じ!
「Loud Hound」は単体でも十分歪みますが、
クランチ程度の歪みにセッティングした状態から、
「Wild Cat」でブーストさせるのもありです^^
もともと両ペダルとも音の分離感は良いのですが、
ブーストさせても損なわれないんですよ。
ブースト時は音量も歪みも稼げますが、
2個がけしてもノイズが少ないのも良かったですね^^
まとめ
音・価格帯的には「BOSS BD-2W」や、
「SROD」あたりが対抗馬かなと思いますが、
「Loud Hound」は細かな音作りができるのはメリットだと思います^^
最近は安くて良い物が増えてきましたが、
国産ペダル、ハンドメイドで出してきたのはすごいですね^^;
国産ペダル好きの方は試してみるとよいかと!
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