「VOX Straight 6 Drive TG1-ST60D」は
以前レビューした「FLAT 4」同様、真空管内蔵のペダルです。
ペダルレビュー
真空管内臓なのに単三電池×6本で動く、
すごいですね、やっぱり^^;
サウンドレビュー
この「Straight 6」、
他の方のレビューを見ていても評判は上々。
実際にどれほどのものか、気になっていました(笑)
…で、僕の印象としては、
「悪くないペダル」というのが第一印象でした。
音自体も好きな部類だけど、
「FLAT 4」を弾いた時ほどの感動はありませんでした^^;
それと見ためからTS系ODと想像していましたが、
これは…チューブライクな歪みが得られる、
アンプライク系オーバードライブでした(笑)
歪み自体はオープンな感じではなく、
わりとコンプ感があります。
ブリティッシュ系、いわゆる、
AC-30系を狙っているそうですが、
よりアグレッシブな音に感じました。
あとどちらかというと音は硬めです。
こう聴くとすごく良い感じなんですが、
好みは分かれるペダルかも、、
暖かなチューブオーバードライブ、
またTS系サウンドをイメージしていると、
見事…裏切られるかもしれませんね^^;
ちなみにボリューム、
ピッキングへの反応性も良く、
プリアンプ的にも使えるペダルです。
各コントロールについて
ゲイン、ベース、トーン、ボリューム、
そしてブライトスイッチが搭載されています。
各ツマミはかなり効きが良いです。
説明書を見ると、
こんな感じですが、
セッティング次第で幅広い音作りができます。
このシリーズの特徴?なのか、
とにかく高域が強調されがちなんですよね、、
ブライトスイッチはOFF、
トーンはゼロから上げていくと良いと思います。
ただブライトスイッチはかなり効くので、
ハムバッカーでもかなりタイトでソリッドな音は作れます。
あと各コントロールは意外とシビアかも、、
初心者にもオススメ!と僕は言いにくいです、、
トーンやベースの設定次第で、
音にコシがなくなったり、抜けが悪くなる印象があるんですよ、、
おいしいポイントを見つけるには、
ちょっと根気が必要かもしれませんね(笑)
ゲインレンジについて
オーバードライブペダルとはいえ、
フルにするとかなり歪みます。
またドライブはゼロにしても、
完全なクリーンにはなりません。
あと12時以降は低高域をカットされ、
中域が強調されていくと説明書にありますが
確かに中域の飽和感は増していきます。
ただ音が硬質な分、潰れにくく、
真空管アンプで歪ませたようなニュアンスが得られます。
この辺りは真空管の恩恵かもしれませんね^^
同価格帯ペダルで比較!
同価格帯でいえば、「RSOD」あたりでしょうか。
で、実際に比較してみましたが、
ボリューム、ピッキングへの反応性は同等、
ボリュームを絞った時のクリーンも双方使えます。
音の立体感・バイト感は、
「Straight 6」に軍配があがります。
ただ音・中高域の太さ、
弾きやすさは「RSOD」に分があると感じました。
あとハイポジションで弾いた時、
「RSOD」のほうが音は太く感じましたね。
エフェクター臭くない歪みが欲しければ、
この「Straight 6 Drive」を試してほしいです^^
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